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谷間の百合

taninoyuri.exblog.jp

2018年 08月 23日 ( 1 )

右も左も宗教も大嫌い。

産経のスクープなのでしょうか。
一面トップに「昭和天皇 85歳のご心情」として侍従に漏らされていたという次のようなお言葉を載せています。

「仕事を楽にして細く長く生きても仕方がない。辛いことを見たり聞いたりすることが多くなるばかり。兄弟など近親者の不幸にあい、戦争責任のことを言われる。」

侍従の小林忍という人は、天皇のお言葉を一言一句聞き漏らすまいと真剣に耳を傾けていたことでしょう。
小林さんはその場で「戦争責任はごく一部の者が言うだけで国民の大多数はそうではない。お気にされることはない」とお慰めしたという。
保坂正康さんは、小林さんは仕事として事実を虚飾なく書いており信頼が持てると言っていますが、わたしもそう思います。
あまりにも想像や私情や願望や悪意を交えて書かれたものが多く、事実だけが書かれたこういう手記はほんとうに貴重です。
天皇は戦争責任についても、それを言われていることに対しても何も発言されていません。
わたしはそれが天皇だと思っています。


戦没者慰霊殿(近江八幡)
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「火垂るの墓」の高畑勲監督は「一庶民の主人公が戦争反対の思想を持っている戦争映画」という評価にたいして
「ありえない!あの時代は国民みんなが戦争に賛成だった。そういう怖さの方こそ忘れてはいけないんだ!」と言ったという。
これは天皇の戦争責任を問う人にも言えることです。
戦争に向かう大きなうねり、怒涛のような勢いを止めることは天上の神にもできなかったのです。

ドイツは戦犯を自ら裁いたというのは違うと思います。
ドイツ人とナチスは別だと言うのも詭弁だと思います。
国民はみんな「ハイル・ヒットラー」だったのではありませんか。
しかし、日本とドイツが決定的に違うのは、「反省」の一点にあるのではないかと思います。
きのう、強制収容所の看守だったという95歳の元ナチス党員がニューヨークからドイツへ強制送還されました。
アメリカは永遠にナチスを許さないのだということでした。
そのナチスの手法を真似ればいいと言った日本の副首相も何とかしてほしいものです。

わたしは、右も左も宗教も大嫌いです。
憲法さえあればいい。
(憲法教という新興宗教だと言いたい者には言わせておけ)
イデオロギーなんて何の役に立ちましたか。
それで人は幸福になりましたか。
わたしは普通に生きていたいだけです。


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by michi-no-yuri | 2018-08-23 10:42 | Comments(0)