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谷間の百合

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2018年 01月 19日 ( 1 )

杉原千畝の精神を引き継ぐ人たち。

総理はリトアニアの杉原千畝記念館を訪問し、日本人として誇らしく思うと語っています。
わたしは、杉原千畝のどこを誇らしく思ったのかをぜひ総理の口から聞きたいものだと思いました。
国際的評価が定まった人物だから、安易にそう言っているだけで、もしいま杉原千畝のような人間がいたら、総理並びに官邸が総力を挙げて排除するのは目に見えています。
現に、前川さんがそうです。
杉原千畝は「上」にたいして従順でも盲目的でもありませんでした。
権力者にとってもっとも目障りな憎むべき人間でした。
ご子息に言わせると、正義感が強く、子どもにも厳しく嘘をつくな、人を騙すなと言っていたということです。
(総理は親からそういう言葉を聞かなかったようですね。)

「驕慢、無責任、出世主義、一匹狼の年若い職業軍人の充満する満州」での宮仕えに嫌気がさして杉原千畝は外交部を辞任しています。
また「杉原手記」には「日本人は中国人に対してひどい扱いをしている。同じ人間だと思っていない。それが我慢できなかった」と妻に語ったことが記されていると。
同じ人間だと思っていないから、虐殺や人体実験もできたのです。


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いま渦中にあってバッシングに曝されている前川さん、伊藤詩織さん、ウーマン村本さんなど、こういう人たちこそ日本の宝なのです。
片言隻句に目くじらを立てて批判する前に、かれらの勇気に驚愕しませんか。
わたしなんかその重圧にひとたまりもなく潰れていたことでしょう。

先日、年末年始も塾に缶詰になって勉強していた子どもの中の一人が、「今努力すれば、あとでイイ暮らしができるから」と言いました。
子どもが考えることとは思えず、おそらく親のマインド.コントロールによるものだろうと思いますが、こういう子どもが将来上級国民になっていくのだと思って暗澹としました。
努力して、せっかく掴んだ「イイ暮らし」を守るために、かれらは「みんなで渡れば怖くない」という環境のなかで、正義や平等を憎むようになるのです。
前川喜平さんを憎むのもそういうことです。
こういう教育を止めない限り、日本は良くなりようがありません。
しかし、その一方で、こういう教育を受けた若者の中から、伊藤詩織さんやウーマン村本さんが出てきたことが、わたしには奇跡のように思えます。


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by michi-no-yuri | 2018-01-19 10:58 | Comments(0)