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谷間の百合

taninoyuri.exblog.jp

2016年 09月 29日 ( 1 )

緩慢なる殺人。

ナチス礼賛を高言して憚らない高須克弥院長が、テレビでドゥテルテ大統領を擁護する発言をしたらしい。
かれがどういう魂胆でドゥテルテ大統領を擁護しているかは一目瞭然です。
障害者初めとする社会的弱者や、現政権に反対するものをドゥテルテ大統領のやり方で抹殺してほしいという願望です。

確かに、ドゥテルテ大統領のしていることは民主主義や人権の否定であり、とんでもないことです。
しかし、わたしは、それがフィリピンという国であり、ドゥテルテ大統領のやり方なのだと思うしかないと思っています。
救国のためにはそうするしかないという究極の選択であり、高須院長の願望とは真逆の動機から出ているものだと思います。
どれだけフィリピンという国が麻薬に蝕まれていたかをわたしたちは知りません。
民主主義の手続きを踏んでいけば、百年どころか千年河清を俟つような話なのかもしれません。
かれは「自分が大統領になるまで、この国における麻薬がどれほど深刻か分かっていなかった」と語り、取り締まりについては、「虫の入った缶」を開けたようだったということですから、日本人の想像を超える世界だったようです。


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民主主義の立場からかれを批判するのは簡単です。
しかし、翻ってわが国をみるとき、日本はどういう状態でしょう。
日本政府はあのような野蛮で原始的なやり方で国民を殺しませんが、現在進行形で何の罪もない老若男女が殺されていっているとはいえないでしょうか。
高線量の故郷への帰還を奨励するのは殺人の幇助に等しいことではありませんか。
同じく、非正規を増やし、生きるに生きられない奴隷の身分に貶めていることは、緩慢な殺人ではないのでしょうか。
ドゥテルテ大統領は、戦争をしたがっているアメリカから独立し、自国を破壊するいかなる戦争にも加わらないと言いましたが、その戦争をしたがっているアメリカに嬉々として従い、戦争のできる国にした日本政府と、どちらがいい国でしょうか。

民主主義が根付いたと思っていたのは幻想でした。
民主主義は、悪や不正と戦ってはじめてその資格を得るのではないでしょうか。
日本はそうではなかったばかりか、悪や不正がいま猖獗を極めています。
もしかしたら、フィリピンの方が先に民主主義の資格を獲るかもしれません。

いままで、上が腐れば下も腐るのは止むを得ないと思ってきました。
しかし、いまは、上はもう腐るに任せよう、国民が覚醒してしっかりすれば、国まで腐ることはないだろうと思うようになりました。
根っこさえ腐らなければ、、、希望はある。
甘いことは分かっていますが、希望だけは持ちたい。


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by michi-no-yuri | 2016-09-29 10:58 | Comments(0)