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谷間の百合

taninoyuri.exblog.jp

2016年 04月 19日 ( 1 )

毎日同じがいい。

「酔生夢人のブログ」の英国瞥観行が終わり、えっ、もう終わり?と思いましたが、滞在記ならぬ短期の旅行記に多くを望むのは気の毒ですね。
わたしは、外国の日常の風景や庶民の暮らしぶりにとても興味があるのですが、そういう本があっても20年近く本屋さんや本とほぼ無縁な生活を送ってきましたので知りようがありませんでした。
記事の中にでてくる固有名詞はみんな馴染みがありましたが、ただそれだけのことです。
クイズに強いというだけの知識です。
ただ、最後の記事に、サッカレーと「虚栄の市」とあるのを見た瞬間なつかしさが込みあげてきたのは、なにも覚えていなくても読んだことがあるのかもしれません。

イギリスで思い出したのがむかし読んだ林望さんの本です。
英国人の教授と昼食を共にしたときのお弁当について書かれていたのですが、なんと教授のお弁当箱がクッキーかなにかの空き缶で、中味は、小ぶりなトマトが丸ごと一個にソーセージ一本とパンというものでした。
トマト丸ごとというのが強烈だったのでパンの種類は覚えていません。
わたしはいいなあと思いました。
実に、私(わたし)的だなと思いました。
夫からいつも大雑把な女だと言われているわたしにぴったりのお弁当です。
日本人のわたしにはさしずめおにぎりと沢庵です。


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わたしの人生の疑問の一つに、なぜ人はグルメを求めるのかがあります。
何だって美味しいのにということが前提にあります。
最近の子はグルメです。
わたしなんか、随分大きくなってからしか口にしたことがなかったステーキや握り寿司を普通に食べています。
それでいいのだろうかと心配になります。
災害や食糧難になったときが辛いのではないかと思うからです。

以前にも書きましたが、むかし、大阪のさる商家では、あるじが暦に一年間の献立を書き込んでいたというのです。
野菜が季節で変わるだけで基本は毎日同じです。(特別な日を除いて)
わたしはそんな生活にあこがれているのです。
なんのことはない、宮澤賢治の「雨ニモマケズ」の世界でした。


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by michi-no-yuri | 2016-04-19 10:11 | Comments(0)