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谷間の百合

taninoyuri.exblog.jp

2013年 12月 01日 ( 1 )

「闇の向こうに輝くあしたがある」

きのうは政治的なことはもう最後にするつもりだったのに、また書いてしまうことになりました。

金曜日の報ステに岡林信康さんが出演しておられました。

わたしは名前だけは知っていましたが、歌はもちろん顔さえはっきり認知していませんでした。

多分そのメロディーが風に乗ってわたしの耳に届いたこともなかったと思います。

その日は、秘密保護法に反対する集会やデモが最高潮を迎えていたようで、報ステはそれにぶつけるように「友よ、夜明けは近い、この闇の向こうには輝くあしたがある」とうたった岡林さんを取り上げたということでしょうか。

「友よ」は、学生運動のさなかに、学生たちがデモ行進の際などに歌っていたということですが、驚いたことに、北海道の自衛隊のある連隊の連隊歌?としても歌われていたそうです。

そういう情報から、わたしは過激で闘争心を鼓舞するような歌をイメージしていたのですが、ユーチューブで聴いた岡林さんの歌う「友よ」は、拍子抜けするほど別種の歌でした。

歌声はどこまでも優しく、呟くがごとく、囁くがごとく、まるで、自分自身に語りかけているかのようでした。

だからこそ、多くの人のこころをとらえたのかもしれません。

かれが「夜明けは近い」とうたってから、四十数年が経ちました。

そのとき「闇の向こうに輝くあしたがある」ことを夢見た学生たちにも同じ時間が経過しました。

それを思うと寂寞としたかなしみと爽やかな諦観のようなものがこみ上げてきます。

ところが、いま、闇が底をついた感があります。

だれかが「夜明けは近い」と口ずさめば、またかれらのこころに希望の灯が点り、熱いものが胸を突き上げてくるのでしょうか。


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by michi-no-yuri | 2013-12-01 14:36 | Comments(2)