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谷間の百合

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香港のことは他人事ではない。

産経の「モンテーニュとの対話」という連載コラムを執筆しているのは桑原聡という人物です。
きのうは「習主席に国賓の資格はありや」を書いていました。
習主席の訪日は無期延期になったと思いますが、そもそも訪日に猛反対していたのが産経系文化人や「日本会議」でした。
いつものことだと思って見ていたのですが、そんな悠長な話ではなさそうなことに気が付きました。
産経系三大ゴロツキ月刊誌が反中キャンペーン一色になっているのです。

香港の暴動のバックにはCIAやイギリスの諜報機関の暗躍が見え隠れすると言われています。
先ほど気になったのが、それと日本の反中キャンペーンは連動しているのではないかということでした。
やっぱり、CIAなのか、、!
そう思うと、一時間前に感じた疑問がたちまち確信に変わりました。
アメリカは香港と中国、日本と中国の間に火種を置いて火が大きくなるのを対岸で見ているのだと思います。
アメリカは、トランプ大統領は、決して自ら戦争を始めることはないでしょう。
そんな後で面倒になるようなことをしなくても、日本をけしかければいいだけだと思っているのです。


香港のことは他人事ではない。_c0243877_1235614.jpg


桑原さんは媚中派の売国奴として二階幹事長と丹羽宇一郎さんを挙げています。
二階さんは言うまでもなく大勢の経済人を引き連れて何度か訪中しています。
訪中自体が売国奴に当たるようです。
丹羽さんは深田祐介さんのインタビューで「将来は大中華圏の時代が到来する。日本は中国の属国として生きていけばいい」と言ったと、後で述べていているのですが、丹羽さんがそんなことを言うはずがありません。
(このことは以前に書いた記憶があります。)
深田さんんにはそのインタビューに手を加えずに公開してほしいと思います。(テープは残っていないのですか)
習近平さんの先の訪日でも反対が多かったのですが、当時民主党の幹事長だった小沢さんが強行しました。
田中角栄が命がけで切り開いた日中友好を無にしてはいけないという強い意志を感じたものです。

桑原さんは、戦勝国と敗戦国の明暗を強烈に印象付けた昭和天皇とマッカーサーとの会見を引き合いに出して、「歴史の捏造や抹消を平然となす中國ならもっと露骨な利用法を考えるだろう」と書いています。
それは安倍政権のことででしょう?
なにを他人事みたいに言っているのすか。
地位協定で属国同然の自国のことには一切触れずに、なんでもかんでも中國非難に変換させるのはさすが産経です。

わたしが反中でも親中でもなく恐中だと言ったのには恐れる理由があるからです。
日本は中国大陸で悪逆非道を行いました。
これが嘘や捏造ならどんなにいいだろうと思いますが、事実です。
戦後、どれくらい経った頃だったでしょうか、日本のあちこちに、何のこだわりもなく中国における自らの武勇伝を自慢していた元日本兵を後年テレビで見たことがあります。
その中身はとても言葉にできるものではありません。
恐中になるの日本が為したことが恐ろしいからです。
中國がチベットやウイグルでしていることは中國自身の問題です。
日本がそれを指弾すれば、日本の悪業が帳消しになるとでも思うのでしょうか。
他人のことをあげつらう暇があるのなら、自らの行いと向き合ってほしい。


香港のことは他人事ではない。_c0243877_133194.jpg












by michi-no-yuri | 2020-07-18 13:05 | Comments(0)
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