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谷間の百合

taninoyuri.exblog.jp

絶望の手前で身内から迸り出てきた言葉。

わたしの中ではいつの間にか総理は過去の人になっていて、たまにテレビで顔を見ると、えっ、まだいたの、何をしているの?と思ってしまう。
都知事選も終わり、結果についての分析も余韻もなく、まるで選挙などなかったかのようです。
小池さんは当選するのが分かっていたかのように澄ました顔で花束を受け取っていました。
しかし、早くから小池圧勝を流していたのも印象操作に違いありません。
電通の選挙のプロを総動員して対策が練られたのでしょう。
テレビ討論はしないと。
とにかく、テレビに出ているかいないかで決まってしまうのです。
きょうも吉村知事のテレビ生出演があるようですが、維新が推す小野泰輔さん(水道民営化に一人堂々と賛成した人間です)の票が伸びたのも橋下、吉村両人の露出のおかげです。

もう、青島、ノック両人が当選したときのような現象は二度と起きないでしょう。
当時はまだ選挙には未知の手付かずの部分がかなり残っていたのだと思います。
だから、都民や府民の期待がストレートに結果に出たのだと思います。
しかし、もう国民の期待や熱狂によるウエーブは起きません。
敵が完全に選挙を自分のものにしたからです。
ノックさんが府知事になったとき、大阪人の民度を嘲笑する人がいましたが、その人たちが石原慎太郎や小池百合子を都知事にしたのではありませんか。
石原慎太郎という独裁者気取りのレイシストと権力亡者の小池百合子を選んだのではありませんか。
(わたしはいまでもノックさんの大阪愛と情熱を思うと涙が噴き出します。)


絶望の手前で身内から迸り出てきた言葉。_c0243877_934186.jpg


なんでみんな圧勝の結果を素直に受け入れるのですか。
予想通りだったからですか。
わたしは信じません。
わたしは、経団連や自公は太郎さんの出現に脅威以上の恐怖感を持ったのだと思います。
ちなみに、太郎さんのオリンピック中止にスポーツ界からは声が上がりませんでしたが経団連は反応しました。
是非開催をと言いました。
経団連が困るということで、オリンピックがいかにお金儲けに利用されているかが分かります。
だから経団連が必死に小池さんを応援したのでしょう。

わたしはこれでますます国民の政治離れ、選挙離れが進むような気がします。
自分の一票はムダだったと。
どうせ変わらないんだと。

きのう、なぜかケネディの有名な言葉を思い出していました。
国家が諸君に何ができるかではなく
「諸君が国家のために何ができるかを問うてほしい。」
何ができるかを自らに問うて答えを得た人はどれくらいいたでしょう。
難しいことではないのです。
ケネディの思いはともかく、わたしたちが国にできることはただ一つ選挙権の行使です。
政治に関心を持つことです。
テレビの情報に惑わされず流されず、自分の頭で考え、観察することです。

小池さん圧勝を受けてわたしの頭に浮かんだのが、「悪人どもよ、悪を極めよ。」というものでした。
もうそれしかありません。
とことん行くしかありません。
これが絶望の手前で身内から迸り出てきた言葉です。


絶望の手前で身内から迸り出てきた言葉。_c0243877_931117.jpg











by michi-no-yuri | 2020-07-08 09:41 | Comments(0)
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