週刊誌が、官邸が蔓延させた「アベノウイルス」という見出しで検査拒否した人間について書いているようです。
その男性は「自由意志やろ!」と叫んだということですが、担当者はその気勢に恐れをなしてそのまま帰してしまったということでしょうか。
男性はチャーター機に乗ったのも自由意志だと言うのでしょうか。
自分の勝手で「自由意志」を使い分けているだけではありませんか。
もし、そういうことで男性を帰してしまったのなら、その担当者には説明責任がありますが、総理が国会で、法的拘束力がないから強制はできないと公言しているので、総理の責任が問われなければなりません。
何を腑抜けたことを言っているのだと、世界の首脳はさぞ呆れて憤慨することでしょう。
発生源であり桁違いの発症者を出している中国ですが、国を挙げてのコロナウイルス撲滅への取り組みは徹底している。
10日間で隔離病棟を建てました。
李国強首相は二度武漢に入り、てきぱきと指示を出して気合を入れていました。
浮腫んだとろ~んとした顔で被災地に立っているわが総理とは雲泥の違いがあります。
こういうところを見るだけで、中国の国力、軍事力が想像できるではありませんか。
日本はどう足掻いても、軍事はもちろん経済的にも技術的にも精神的にももう太刀打ちできないところにきているのです。
変なものをマスクの代用にしているとか、争っているような映像ばかり見て笑っている場合ではないでしょう。
きのうは予告されていたにも関わらず国会中継はありませんでした。
コロナウイルス騒ぎにこれ幸いと便乗したのでしょうか。
それにしても、総理の口から「人間としてどうかと思う」という言葉が出てこようとは世も末だと、わたしは天を仰いでのたうつような思いでした。
さらに、とってつけたように久兵衛寿司は嘘ではないかとまくしたてていましたが、久兵衛は問題の本筋ではありません。
総理が本筋のところで嘘をつきまくっているので「桜」はいつまでも終わらないのです。
わたしはふと、総理がほんとうのことを言ったらどうなるのかと思いました。
そんなことは万に一つもないでしょうが、もしそうなったら国会はどうなるのか、野党は考えたことがありますか。
総理はいつも嘘つきと言われて、いつか言い返してやりたいとその機を窺っていたのかもしれません。
人のことを嘘つきと一度でも言ってみたかったのでしょう。
子どものまま成長が止まっている人間が日本の総理をしています。
内田樹さんが、矛盾を突かれて動揺したり自白をするのは、自身の知性を信じている人だけで、知性を放棄している人間には「理詰め」は通用しないと書いています。
内田さんの知性のある人間の定義が分かりませんし、それは一面の真理かもしれませんが、嘘と知性は関係がないと思います。
知性がなくても普通の家庭に育っていれば、総理のような嘘つきにはなりません。
世間から爪はじきされます。
温室育ちで世間の風にさらされなかったことで嘘つきは矯正も馴致もされず今に至ったということだと思います。
知性というより、人間としてのプライド、羞恥心ではないでしょうか。
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