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谷間の百合

taninoyuri.exblog.jp

「法的拘束力がない」という言葉に隠されているもの。

WHOが、一旦見送った「非常事態宣言」を出しました。
日本ではそれを聞いて勢い付いている人間がいます。
さっそく産経は、緊急事態法への関心が高まっていると書いています。
ところで、わたしは、武漢から帰国した2百数名の中の2名が検査を拒否して帰宅したというニュースに驚きを禁じ得ませんでした。
総理は国会で、法的拘束力がない上に人権の問題もあると言っていましたが、世界ではそれを聞いて憤激と嘲笑が沸き起こったのではないでしょうか。
検査拒否には罰金や禁固刑を課す国もあるのです。
総理にしたら、ゴーンさんが日本の司法を批判したこともあり、日本は法治国家であり人権が尊重される国だということをアピールしたつもりだったのかもしれませんが、とんでもない失言です。
愚かとしか言いようがありません。
わたしは、そのとき、総理の脳裏にこれは緊急事態法に利用できるという考えが浮かんだのではないかと推測しました。
仮に、帰宅した二人がその後発症したら、「だって法的拘束力がないんだもん」と総理は言うのでしょう。
いかにも自分は法律を順守していると言わんばかりに。
法的拘束力が聞いて呆れる。
総理の街頭演説で「安倍やめろ」と言った男女が警官によって強制的にその場から連行されました。
女性には婦人警官が当たりましたが、3人くらいで必死に抵抗する女性を有無を言わせず連れ出しました。
法的拘束力はあったのでしょうか。
男性は公務員職権乱用罪に当たるとして警察官7名を告訴しましたが、泣き寝入りで終わらせずに訴えを起こすのは大事なことだと思いました。
総理にしたら、自分の与り知らないことだと言うでしょうが、すべては総理から出ていることです。
もし警察が権力を嵩にきたり、権力に忖度してそういう行為をしたのなら、総理は止めるように言うべきではありませんか。


「法的拘束力がない」という言葉に隠されているもの。_c0243877_9461397.jpg


職質で不審者と思われ署への同行を求められたら国民は抵抗も拒否もできません。
任意同行とは言葉だけで、実際には「任意」はありません。
それなのに、検査を拒否した人間は家に帰すのです。
(その後二人は批判が沸騰したからか、検査を受けるということです。)
官邸はチャーター機を出していかにも迅速に対応しているところを見せていますが、そもそも新型ウイルスが武漢で発生したのは去年の12月8日ごろで、日本での発生は1月6日だとされています。
チャーター機を飛ばす前にすべきは、武漢からの観光客を空港で足止めにすることだったのではありませんか。
それが水際で止めるということです。
日本での発症者はすべて武漢の観光客や武漢へ行っていた人からの感染です。
わたしは、総理はあえてそれをしなかったのだと思えてなりません。
国内感染者が増えれば「桜を見る会」の追及が弱まるからです。
それでも追及すれば、こんどは野党が非難を浴びることになります。
何より憲法改正に弾みが付きます。

かって超法規でテロリストにお金を渡した総理がいました。
最高権力者を自任する総理なら超法規は簡単ではないのですか。
というより、総理がやっていることのほとんどは超法規、脱法規ではありませんか。
検査拒否に何も言えないようなそんな脆弱な権力ではないでしょう。
オリンピックも中止かという声が出ています。
関係者はみんなほっとしているのではないでしょうか。
真夏にオリンピックなんて狂っています。


「法的拘束力がない」という言葉に隠されているもの。_c0243877_9465761.jpg










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by michi-no-yuri | 2020-01-31 09:54 | Comments(0)
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