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谷間の百合

taninoyuri.exblog.jp

人と人を繋ぐもの。

きのう、グローバリズムは人々からルーツを奪うと書いたのですが、そのとき、今更ですがはっと気が付いたことがありました。
これから地方の田舎は秋祭りの本番を迎えますが、こんな小さな集落でもと思うようなところでも神輿が出ていたりします。
神輿がでないところでも、氏神様である神社にみんなが寄り集まって無礼講で飲んだり食べたりしていることでしょう。
文献を当たったわけではありませんが、秋祭りは皇室の「新嘗祭」の流れを汲むというか真似から始まっているのではないでしょうか。
秋祭りに限らず、日本の伝統文化、年中行事から生活様式すべてにわたって、その淵源が皇室にあることに感じ入ることがよくあります。
つまり、皇室は日本のひな型なのだと。
天皇は春に稲の苗を植え、秋にそれを刈り取ります。
皇后は蚕を飼って布を紡ぎだします。
生活の原点の型を示しているのです。
村祭りには別の重要な意味があります。
つまり、それによって共同体が維持されているということです。
地方に住んでいると、田舎がいかに住み難いかを人伝に聞くことがよくあります。
一言で言えば、隣人とは監視する者の謂いなのです。
監視され監視する関係から年に一度解放されるときが祭りの日なのかもしれません。
それによって辛うじて共同体が保たれているのだと思います。
それが皇室のレゾンデートルでもあります。
どんな考えの違う人でも自分を否定する者でも受け入れるのが天皇という存在です。


人と人を繋ぐもの。_c0243877_9344161.jpg


毎年暮れになると氏神である神社から「天照大神」のお札が配られます。
千円だったのが去年から千五百円になりました。
もちろん、天照大神をルーツにもつという実感などあろうはずはありませんが、空気と同じで無意識にそういうことだと思って安心しているのかもしれません。
古事記の世界を否定してなにか得になることがありますか。
皇室の廃絶を願う人は、皇室を源流とする文化の継承も拒絶するのでしょうからいったいどんな社会になるのか見当もつきません。
文化を断絶して日本が存続できるとは思えません。
徳富蘇峰は、皇室がなくなると歴史の底が抜けると言いました。
ほんとうに何もなくなってしまうのです。
そこからどんな日本が生み出せるのでしょう。
だれもその未来図を示してくれません。
子どもと同じでただ壊したいだけですか。
規制緩和の嵐も止んだようですが、当時、総理はどんな強固な岩盤にも穴を開けるドリルを持っているようなことを言っていました。
皇室とは日本の土台の岩盤です。
総理はそこにもドリルで穴を開けようとしています。
皇室の廃絶を願う人は、日本人からルーツを奪うグローバリストと変わりません。
日本を破壊した安倍晋三と変わりません。

その岩盤を破壊した後にどんな日本があるのか誰か教えてほしい。
さしずめ新井信介さんなどにそれを訊いてみたい。
むかしむかしの話はいいですから天皇なき後の未来図を語ってください。


人と人を繋ぐもの。_c0243877_9341377.jpg











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by michi-no-yuri | 2019-09-30 09:45 | Comments(0)
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