トランプ大統領が本気で総理に仲介を頼んだとは到底思えません。
迎賓館での記者会見に現れたトランプ大統領は総理と握手をしたとき、邪険に払うようにして手を離し不機嫌な顔をしていました。
レッドカーペットの件といい、支持者が自慢する信頼関係や蜜月の関係などとは程遠い対応ではありませんか。
総理には相当な葛藤があったと思います。
イランに行くことで外交の安倍をアピールできて参院選を有利に戦えるという打算と、成果が見込めないどころかこれが引き金になってとんでもないことになるのではないかという不安の間で激しく揺れ動いていたのではないでしょうか。
ハメネイ師に、トランプには何も答えないと言われたらもうお手上げです。
きのう、日本のタンカーが攻撃されましたが、日本の総理のイラン訪問はそのために企画されたということが考えられないでしょうか。
CIAの考えそうなことで、総理は嵌められたのかも。
物欲しげにのこのこ出かけて行った総理が、もしかしたら戦端を開くきっかけを作ったというようなことにならないことを祈ります。
訪韓した鳩山由紀夫さんが、日韓合意のあと、日本の政治家などが「この問題を二度と蒸し返すな」と言ったことですべてが壊れたと言いました。
あの合意はほんとうに胡散臭い。
あれほど日本に対して頑なな態度をとっていたパク.クネさンがなぜあのような屈辱的な合意文書にサインをしたのでしょう。
わたしは、あの合意には金美齢さんはじめ強固な嫌韓派のトリマキが関わっていたような気がしてなりません。
鳩山さんの言動に反論はないものの、永遠?に謝罪すべきと言われると、それを言う前に考えなければならないことがあるのではないかと思うのです。
しかし、いつまで謝罪をせよと言うのかとか、韓国だってベトナムで何をしていたかとか言うのは筋の違うことで言うべきではありません。
なぜならそれは韓国自身の問題で韓国人が考えることです。
日本は日本のしたことだけに向き合うべきだからです。
きのう、慰安婦問題に疑問や違和感が付き纏うのはなぜだろうと考えていて、前日に読んだ山桜さまのブログにそのヒントがあることに気が付きました。
分かったのは、拉致と慰安婦が同じ構造だということです。
共通しているのは、自分たち以外のものが見えない、見ようとしない、ということです。
そこには「自分たち」だけしか存在しないということです。
他者への想像力など微塵もなく、あるのは被害者意識だけです。
戦争がもたらした悲劇(地獄)は膨大な数にのぼります。
慰安婦問題はその一つに過ぎません。
慰安婦をクローズアップすることで、膨大な数の悲しみ、苦しみが埋没、封印されるのはあまりにも不条理ではないでしょうか。
さらに共通しているのが、どちらも政治に利用されていることです。
叩けばホコリの出ない人間がいないように、国にも光と影があり、直視したくない歴史があります。
この共通認識があって初めて歴史問題が解決できるのだと思います。
不倶戴天の仲だったドイツとフランスが敵対関係から脱したのも、そういう大人としての共通認識に依るところが大きいのではないでしょうか。
いつまでも、自分が、自分がと言っていてどうなるというのですか。
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