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谷間の百合

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国として友人がいない日本の姿。

わたしは「世相を斬る あいば達也」ブログの熱心な読者ではないのですが、たまたま目に入った憲法学者の樋口陽一さんのインタビュー記事の転載をわたしはきのうから何度となく読み返しています。
樋口さんは個人的な意見として、現政権下の下、安倍晋三とその周辺が旗を振る形での改憲は挫折するだろうとしてこう言っています。

「言葉を積み重ねることで公共社会に共通の枠組みを築き続けていくーーそういった文明社会の約束事をあまりにも軽んじる政治家たちだからです。」
「-フェイクが横行し、すべての議論の前提である『言葉が持つはずの意味』が失われています。」


言葉が意味を失った社会を想像できますか?
いまの社会がそうです。
わたしたちは、言葉も約束事も法律も失われた社会に生きているのです。
上級国民が罪に問われないのもそうです。
わたしは、言葉が意味を失い法律が機能しないという社会を、どんなに時代を遡っても見つけることはできません。
歴史始まって以来のことだと言っても過言ではありません。

憲法13条の「個人として尊重される」が自民党改憲案では「人として尊重される」に代わっています。
人として尊重されるとは、国にとっての個人ということです。
個人はあくまで国に従属するものだということです。
改憲論者が忌み嫌うのが「個人」「自由」という言葉です。
理解できないのです。
かれらが「個人と自由」というものを理解することがこの先もあるとは思えません。


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「逝きし世の面影」ブログに面白い指摘がありました。
なぜ、むかしの国内での戦争が短期間で終わるかということですが、
「味方が不利になり『負けそうだ』となると即座に『義によって助太刀いたす』と勝ちそうな側に雪崩を打って寝返る(裏切る)」からだと。
大阪では、自公が維新に屈しましたが、これも勝ち馬に乗りたいからでしょう。
なにしろ松井維新の後見人はいまや日の出の勢いの菅官房長官なのですから。
安倍一強とは、そういう人間の「寝返り」の上になりたっている砂上の楼閣とは言えないでしょうか。
情けないことですが、これが日本人の属性なのだと思います。
個人の尊厳が分からない国民に「誇り」はありません。
最後に樋口さんはこうつぶやいています。
「人口の減少、財政の破綻、国として友人がいない日本の姿、、、」
アメリカしか見ていないうちに、周りからすっかり友人がいなくなっていました。
人口や財政の問題より深刻で恐ろしい事態だとは思いませんか。


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by michi-no-yuri | 2019-05-12 09:29 | Comments(2)
Commented by ミルキー at 2019-05-13 15:17 x
フランス人のツイッターを読んでいて、驚いたことがありました。日本在住のフランス人の女性が、日本における人種差別についてのフランスの新聞記事(日本に対して非難している)を張って、反論として、日本人はフランス人のように、偽善者ではなく、現実主義だと主張しているようでした (ようでした、というのは、フランス人特有の歪曲の表現でしたから)それに対するコメントが日本を褒める意見ばかりでした。その中で、日本人は高貴な人達だというコメントには、言葉を失いました。いくらなんでも、それは、褒め過ぎですよね。でも、それほど、欧州が終わっているということかもしれません。日本は、友人なんて要らない、自立していこうという気概があれば、自然と世界の人達(民衆)から共感を得られると思います。
もう政治家など、誰一人として、当てにしないで、自分達、一人一人が、勉強して、行動していくんだという覚悟が必要なのかもしれません。
自立していきましょう。
Commented by michi-no-yuri at 2019-05-14 19:48
ミルキーさま
コメントありがとうございます。
フランスは人種差別の強いところだと思っていましたので、意外でした。
ほんとうにおしゃるようにもう政府を当てにせず、個人として自立すべきですね。
みんながそういう意識になれば政府なんか無用の長物になります。
絶対君主でも、民衆のパワーには叶わないということをフランス革命は証明しました。
現在は北方領土には自由に行けないでしょうが、もっと、日本人がどんどん個人で行って島民と仲良くなれば、平和条約なんかどうでもいいのです。
いちばん良くないのは、家族会が拉致を政府に丸投げし、政府はトランプ大統領に丸投げしていることです。
なぜ、家族会は自分たちで北へ行こうとしないのでしょう。
伝手は探せばいくらでもあるでしょうし、金正日は横田さん夫婦を招待していたのです。
極言すれば、早起江さん一人の思いで、ここまでこじれてたと言ってもいいでしょう
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