日本人は「記念」をかたちにしたり、かたちとして残すのが大好きな国民なのだなと、平成から令和に移る日を特別な日として喜んでいる人々を見てそう思いました。
やはり、元号は必要なのです。
郡上踊りや定番になった道頓堀ダイブなど、喜びを爆発させたいという欲求がそうさせるのだと思いますが、「ネットゲリラ」さんが、どうしていいのか混乱して年越し蕎麦を食っているヤツとかいるらしいと書いているのは野次馬さんの創作だとしても笑ってしまいました。
個人的な慶事より、みんなと共に喜ぶことの方が何倍も楽しいのです。
しかし、こういう心理を利用しようとするのが権力者です。
フクシマの隠蔽が大きいとはいえオリンピックの誘致には、国民の気持を一つにすることで国威を高め日本を世界の真ん中で輝かせたいという総理の野望があるのです。
しかし、笑ってしまうのが、国威をもっとも傷つけ貶めているのが総理だということです。
アメリカに、行く必要もないのにわざわざ行って「世紀の恥」を晒してなにが国威かと思います。
プーチン大統領から天皇に「日露関係の発展に関心を寄せられたことに感謝する」という祝電が送られたということです。
ところで、わたしはテレビで信じられない映像に接しました。
天皇とプーチン大統領のツーショット映像です。
わたしの見間違いだったのだろうかと思いましたが、たしかにお二人だったと思います。
2年前の訪日時には、東京は予定に入っていなかったはずです。
総理が会談場所を山口にしたのは、アメリカの縄張りである東京を避けたのだろうとそのときわたしは書いたのですが、もちろん、プーチン大統領はすべてお見通しでした。
プーチン大統領は天皇との謁見は望んでいないとニュースで言っていたのは、いまから思えばプーチン大統領が張った煙幕だったのでしょう。
天皇との謁見はアメリカが不快感を持つことが分かっていたので、天皇の迷惑を考えたのかもしれません。
しかし、急に東京に行ったのはやはり天皇と会うためだったのです。
プーチン大統領の突然の希望に日本側は慌てたということまでは記事にあるのですが、謁見したという事実はどこにも書かれていないのです。
さすがKGB出身のプーチン大統領のすることは徹底していると言うべきなのか、秘密は守られました。
(まさかわたしの見間違いではないでしょうね、どなたか見ていた人がいたら教えてください)
プーチン大統領は日本のことをよく分かっていますね。(日本の総理は分かっていないのに)
わたしは総理がどんなにバカにされ貶められても蚊が止まったほどにも感じませんが、天皇はそうはいきません。
プーチン大統領が天皇に礼を尽くしているのが、わたしには涙がでるほどうれしい。
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