わたしは国連の発表する幸福度ランキングなど政治的バイアスがかかっているとしか思っていないのですが、上位を北欧が占めていることに異論はありません。
日本はまた4つ順位を落として58位でしたが、問題は順位より、日本の次に来ているのがホンジュラスだということです。
貧困と犯罪を逃れて国民が大挙してアメリカを目指した国と日本はほぼ同等らしいのです。
国連職員の底意地の悪さを垣間見るようですが、一方で58位でもまだ高いという印象を持ったのは、自由度、寛容度、腐敗度が対象になっていると知ったからです。
そしてそれが改善されたとしても、日本の順位が上がることはないと思ったのは、日本が独立国でないということです。
属国であるということが腐敗度に加算されるだろうからです。
毎年一位になるのがフィンランドですが、何年か前にどこかで「冬戦争」「マンネルヘイム」という固有名詞を見て強烈に懐かしさが込みあげたことがありました。
すっかり忘れていたのですが、一時期第二次大戦前後のフィンランドの歴史に夢中になっていたことを思い出したのです。
いま、「マンネルヘイム」で検索すると、「救国の英雄」マンネルヘイム将軍が残した言葉には、属国の民の胸を抉るものがありました。
「自国すら守れない民族に他国が助けてくれるはずがない、もし、助けてくれることがあるなら、何か別の野心を持っているだけのことである。」
「自分たちの国を自らの手で守ることのできない国の主張など、他国は認めはしない。」
だからプーチン大統領は日米同盟を破棄しろと言っているのです。
話はそれからだと言っているのです。
わたしがもっとも注目したのが次の言葉です。
「勇気と銃剣だけで戦争には勝てない。どんな苛酷な条件であっても、講和の機会を逃してはいけない。
私はどんな条件であっても即講和を支持する。」
大日本帝国にこの考えがあったら数百万のいのちは助かったのです。
「講和」という考えが姿を消したのは、やはり東条英機の「戦陣訓」が大きかったのでしょうか。
南シナ海がキナ臭くなってきました。
イタリアが一帯一路に参画しました。
東南アジアの国々も後を追うでしょう。
アメリカにつくのは日本だけ?
そのアメリカは日本の総理が戦争をしたがっているのをよく知っているので、その気持ちを利用して日本を全面に押し出すでしょう。
(ナイレポートの通りに)
日本の一人負けになるのは火を見るより明らかです。
政治家も軍人もさらに劣化しているので、待っているのは壮大な死(敗け)ではなくみじめなむごたらしい死(敗け)です。
それでもかれらは反省ができません。
きのう、NHKで天皇の「運命の物語」を見ましたが、中国を訪問されたのはほんとうに良かったと思いました。
中國は礼を以って天皇を遇し、天皇もそれに応えられていた光景はほんとうに気持ちのいいもので、子どもたちにも見てほしいと思いました。
新天皇にも是非訪中を期待したい。
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