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谷間の百合

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皇后陛下のうたを引用された天皇陛下の思い。

きのうわたしは外出から遅く帰ってきたのですが、それから式典の動画を見て驚いたのが天皇陛下が初めから終わりまで厳しい表情をしておられたことでした。
お言葉の中に、
「誠意を持って他国との関係を構築していくことが求められているのではないかと思います。」
というくだりがありましたが、ここ最近の韓国との感情的な対立を憂いておられるのがよく分かります。
誠意どころか、総理が故意に関係を悪化させていることを天皇がご存知ないとでも思うのでしょか。
また、皇后陛下のうたを引用されたことにも、陛下の深い思いがあったことが分かります。

ともどもに平らけき代を築かむと諸人(もろびと)のことば国うちに充(み)つ

天皇陛下は、あの当時は国うちに充ちていた平らけき代、つまり平和を願う声がいまではすっかりこの国から消えてしまったことをかなしみ、こころから憂いておられるのだと感じてわたしは慟哭の思いがしました。
気が付けば、平和という言葉がタブーになっていました。
「子どもを戦場に送るな」のスローガンはいまこそ世に充たなければならないのに、不気味なほどしぃ~んとしています
教師たちにとってこのスローガンは単なるイデオロギーでしかなかったということでしょうか。
戦争なんてあり得ないことなのに、そのあり得ないことが目前に迫っているのです。
目を覚ましていまこそ平和の言葉を国うちに充たそうと思いませんか。
言葉が意識を変え、言葉が国を甦らせるのだと信じたい。


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by michi-no-yuri | 2019-02-25 10:03 | Comments(4)
Commented at 2019-02-25 11:10 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by 谷間の百合 at 2019-02-25 12:44 x
山桜さま
コメントありがとうございます。
わたしは、ニュースでそのように聞き、さらに確かめたうえで書いたつもりでいたのですが、それが間違いだったのですね。
てっきり皇居を訪問したその足で赤坂御所に寄ったのだと聞いたように思っていました。
もっとしっかり確かめぬべきでした。
ご指摘ありがとうございました。
Commented by しもべ at 2019-02-25 20:19 x
平和ね。本当にそれが一番なんですよ。
まあ私も戦争なんかもってのほかで、実は演習しか知らないんですがね(アタリマエダロー)w
ネットウヨ諸君らは戦争ってものをアニメでしか知らないんだと思うんですよね。クリント・イーストウッドあたりを観てくれればちょっとはおりこうだと思うんですが。
つーか最近そういうアニメ増えてますよね。私はネトウヨアニメって呼んでますけど、何故か女子高校生が戦争ごっこみたいなのをやるようなやつ。

少なくとも陸はそんなノリじゃなくてですね、ほんと地べたを這いずり回るような。それが自主的に這いずり回ってるならまだ救いようあるんですけど、命令ですからね。命令命令。分刻みで命令。何から何まで全部命令。へとへとになって休めりゃいいですけど、そういうわけにも行かず、ここが終わったら次はあそこ。次から次へと命令命令。有事には「死ね」と同義の命令も。

そういえばネトウヨ諸君がもう一つ戦争を想像する上で参考にしているものがありましたね。

ゲームです。

随分前に戦争系のシューティングゲームを友人宅でやらしてもらったことがあるんですが、あれ最初に自分がどのスタイルでプレイするか「選べる」んですよね。「俺スナイパー」みたく。そんなノリで、「私は有事になりましたらもちろん志願いたします。現職を生かして輸送部隊にでも」とか言っているおめでたいネトウヨ君をヤフコメあたりで見たことがありますね。

実際、選べませんから。

有事に徴兵とかいろいろ無駄なんで無いだろうと思いますが、それに近い志願制みたいなのになった場合、ヒトの足りないトコつまりよく死んでいるトコから順に割り振られることになります。
そこからすでに命令です。拒否できません。自分がどうしたいとか何になりたいとか一切関係なく、全て顔も見たこと無い奴らの「都合」で決まります。

本来、こうした赤の他人の都合に人生を賭ける事ができる軽い命や、他人をそういう目に合わせて自分はそれをテレビやネットで娯楽として楽しみたいと考えている歪んだ連中が戦争を望むんでしょうが、単純に想像力が欠如している連中もわんさか加わってきているのが現代日本の状況ですかねえ。
Commented by michi-no-yuri at 2019-02-26 18:13
しもべさま
コメントありがとうございます。
もう実際の戦争を知っている人はほぼいなくなったのですが、世界では戦争をしている国がたくさんあるようですね。
華々しいドンパチだけを見てそれを戦争の全体のように思っている人間に、どうしたら戦争の悲惨さを伝えられるかと思うことがよくあります。
かれらは飢餓がどれほどの地獄かを想像できないでしょう。
(これだけは体験しようと思えばできます)
戦争はいけないとか戦争は悪だと言っているだけでは駄目ですね。
わたしは戦争は恐怖であり戦慄だと思っているのですが、それを知らしめてくれたのは、ナチスによる人間への侮辱、迫害でした。
あれを知れば、弾に当たって死ぬことなんか楽なものだと思わされます。
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