きのうわたしは外出から遅く帰ってきたのですが、それから式典の動画を見て驚いたのが天皇陛下が初めから終わりまで厳しい表情をしておられたことでした。
お言葉の中に、
「誠意を持って他国との関係を構築していくことが求められているのではないかと思います。」
というくだりがありましたが、ここ最近の韓国との感情的な対立を憂いておられるのがよく分かります。
誠意どころか、総理が故意に関係を悪化させていることを天皇がご存知ないとでも思うのでしょか。
また、皇后陛下のうたを引用されたことにも、陛下の深い思いがあったことが分かります。
ともどもに平らけき代を築かむと諸人(もろびと)のことば国うちに充(み)つ
天皇陛下は、あの当時は国うちに充ちていた平らけき代、つまり平和を願う声がいまではすっかりこの国から消えてしまったことをかなしみ、こころから憂いておられるのだと感じてわたしは慟哭の思いがしました。
気が付けば、平和という言葉がタブーになっていました。
「子どもを戦場に送るな」のスローガンはいまこそ世に充たなければならないのに、不気味なほどしぃ~んとしています
教師たちにとってこのスローガンは単なるイデオロギーでしかなかったということでしょうか。
戦争なんてあり得ないことなのに、そのあり得ないことが目前に迫っているのです。
目を覚ましていまこそ平和の言葉を国うちに充たそうと思いませんか。
言葉が意識を変え、言葉が国を甦らせるのだと信じたい。
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