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谷間の百合

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安田さんバッシングに見る日本社会の異常。

新聞を広げたら「THEMIS」という雑誌の広告に「ポスト安倍、一番は菅官房長官、次が橋下徹」とあって、朝からこれ以上不快なことはないということを聞いてしまいました。
(口から先に生まれてきたような人間と、口が後から生まれてきたような人間という鮮やかな対照には笑ってしまいまいましたが)
そんな気分でいるところに、朝日テレビに橋下徹が「自己責任論」で玉川さんと激論とあり見なければいいものをなんとなく見てしまいました。
橋下徹は、相変わらず立て板に水で唾を飛ばさんばかりにまくし立てていましたが、自己責任を言う人に共通しているのが、成果がなかったということのようです。
成果があれば英雄で、なければバッシングの嵐になるのが日本社会の掟のようです。
自己責任論が出てくるのは日本だけに特有な現象で外国では理解されないということでしたが、わたしはそれが何に起因するのかを考えずにはいられません
普段、政治のことや国のことに無関心な人間が、こういうことになると言わずにいられないのはなぜなのでしょう。
松本人志さんが、安田さんに「道で会ったら文句の一つも言いたくなる」と言ったらしいのですが、わたしにはまったく理解できない心理です。
あんたと何の関係があるの?と思うのです。
だれも行かないし、行こうとも思わないような危険地帯に行ったことがすでに日本人にとって「出る杭」だったのだと思います。
それが人質になって成果もなく帰ってきたということで、ここぞとばかりに叩いて溜飲を下げているのです。
日本人はそれほど薄情な民族だったのですか。


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安田さんがシリアへ行った動機は或いは本人にも分からないかもしれません。
登山家が、そこに山があるからとしか言えなかったように、安田さんもそこが危険な紛争地だったからだということかもしれません。
何かというと売名だとかお金のためとか言う人がいますが、人間はそれだけで動くものではないでしょう。
そこに人間の不思議があると言えませんか。
わたしは安田さんの解放を、よかった、よかったと思いました。
息子を持つ親として、その間のご両親の苦悩、苦痛はいかばかりだっただろうと想像してよく耐えてこられたなと思っていたからです。
いま安田さんを苦しめているのは家族へのバッシングだということです。
こういうとき、わたしは日本人であることがつくづく嫌になります。

橋下徹が、都構想では命を狙われたが、それでもいいと思っていたと言っていましたがほんとかしら。
都構想は自分が考えたことのように言っていましたが、それは違うでしょう?
竹中平蔵がどこからか持ってきた構想だったのではありませんか。
わたしには、いのちを賭けても実現したいものだったという都構想の意図がいまだに理解できません。


安田さんバッシングに見る日本社会の異常。_c0243877_10251558.jpg












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by michi-no-yuri | 2018-11-01 10:35 | Comments(0)
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