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谷間の百合

taninoyuri.exblog.jp

「戦前は学校でも軍隊でも体罰は絶対禁止だった。」

スポーツ界の暴力問題を取り上げるとき必ずといっていいほど言われるが、むかしと違っていまの時代に暴力は許されないと言っていることです。
むかしがいつを指すのか、もし戦前だということならそれは違うと思いました。
違うと思ったものの確信がなかったので調べたところ、やはりわたしの思っていたことは正解でした。
「少年犯罪データベース」というサイトの「戦前は学校でも軍隊でも体罰が絶対禁止だった。」という記事があったからです。
戦前は体罰は絶対悪で犯罪として処理されていたということです。
教師が生徒を殴ったりすると傷害罪で取り調べられたそうです。
逆に生徒が教師を殴ることはよくあったそうで
「戦前は生徒たちの自尊心がやたら高くて反逆的で、小学生でさえ何かというと徒党を組んで同盟休校したり、教師を吊し上げたりしていた。」と。
また、親も権利意識が強く、すぐに学校に怒鳴り込んだり、訴訟を起こしたということですが、以上のようなことは、「坊ちゃん」や「次郎物語」や題名は忘れましたが新田次郎の小説などから感じ取ることができると思います。
新憲法で基本的人権や個の尊厳が謳われ、人はそれを戦後の思想のように錯覚しているのですが、戦前の方がはるかに権利意識が強かったということです。
さらに、自尊心や反逆心が横溢していたのです。

コーチが子どもを殴っても、親も当人もそれを良しとしているのは狂っています。
なんで親にそれを容認する権利があるのですか。
それに、宮川選手は、コーチの暴力はパワハラではないと言っていますが、そんなことを言わせてはいけないのです。


「戦前は学校でも軍隊でも体罰は絶対禁止だった。」_c0243877_10221738.jpg


軍隊が暴力を絶対禁止にしたのは、徴兵令に反対して農民や士族があちこちで一揆を起こしたことに、明治政府が怖れをなしたからだと言われています。
原因についてもいろいろ言われていますが、根本は「生活への不安」だったと思います。
(いま、徴兵令がでたとして、暴動が起きるとは思えません。)

自尊心という言葉を久しぶりに聞いたような気がします。
もし人にほんとうの意味の自尊心があれば、嘘をついたり忖度したり暴力を揮ったりはできないでしょう。
顔を叩いたり殴ったりする行為は、人格、人権への最大の侮辱、冒涜です。
顔に人格があり名誉があるからです。

サイトの管理人が戦前は体罰があったとかなかったとか、わが国の歴史の基本的なところが混乱したままで正しい日本像を日本人に共有されないことに危機感をもってこれを書いたと言っています。
同じことをわたしは小学校の社会の教科書にも感じていました。
江戸時代の人々は封建制の下で呻吟し、斬り捨て御免が横行していたような記述があったことです。
殺人事件としてそういうことがあったということだと思いますが、こういうのを左翼史観というのですか。


「戦前は学校でも軍隊でも体罰は絶対禁止だった。」_c0243877_10223420.jpg










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by michi-no-yuri | 2018-09-16 10:35 | Comments(0)
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