きょうも「産経」は「単刀直言」で総理のために多くのスペースを割いています。
冒頭、「まっとうな経済を取り戻す」「外交で日本の存在感を取り戻す」という初期目標は達成できたと言っています。
勝手に言ってろ!という感じで、反論する気にもなりません。
この月半ばのウラジオストックでのプーチン大統領との会談では、平和条約締結問題についてじっくり話し合いたいと言っていますが、きのう2日はロシアにとっての終戦記念日、つまりロシアが日本に勝利した日だということで、サハリンやエトロフなどで軍事パレードなどの記念式典が催されました。
その式典で、サハリンの州知事は今まで通り北方領土はロシアの領土だと高らかに宣言したのです。
鈴木宗男さんは、この会談で総理は歴史の一ページを開くような提案をするだろうと言っていますが、どんな案があるのかわたしには見当がつきません。
ロシアの北方領土はロシアの領土だという主張は一貫しています。
ただ、日本がうるさいので付き合ってやっているというところでしょうか。
ロシアは、交渉の余地はあるよというような態度をちらつかせて日本を振り回し、あわよくば援助を引き出そうということかもしれません。
平和条約は日本が北方領土を放棄しない限り締結されることはなさそうです。
このなかでも総理は、ワシントン.ポストが報じたトランプ大統領の真珠湾は忘れないというような発言は一切さかったと言っています。
菅官房長官も強く否定していましたが、日米の強固な信頼関係を言ってきた手前、そんなことが洩れるとメンツが立たないのでしょうか。
しかし、事実かどうかは分かりませんが、トランプ大統領が来日時、横田基地で米兵を前に演説した内容から類推すれば、いかにもトランプ大統領の言いそうなことではあります。
それにしても、アメリカはこれから始まる日中の友好関係をどう見ているのでしょうね。
きのうから、わたしはこの5年間の対中包囲外交は何だったのかということへの怒りがまだ収まりません。
なんでこんな政治の私物化を許しているのですか。
弾劾裁判は裁判官に対してだけ行われるもののようですが、わたしは総理大臣にも弾劾裁判ができるようにしてほしいと思う。
その国家内乱罪にも該当するような罪は裁かれるべきだと思う。
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