人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

谷間の百合

taninoyuri.exblog.jp

アメリカは日本の自主外交(主権の行使)を許さない。

きのうワシントン・ポスト紙が、アメリカが日朝の極秘会談に不快感を示したということと同時に、トランプ大統領が6月の日米首脳会談でアメリカは真珠湾を忘れないと述べたうえで対日貿易赤字を問題視し、2国間貿易協定に応じるように強く要求したことを報じていたということです。
菅官房長官は極秘会談についてはコメントを差し控えると言ったものの真珠湾の件は「事実ではない」と否定しました。 
気になったのが、同紙がトランプ大統領の一連の発言に対して「日本は忍耐の限界に達しつつある」と書いていることです。
思い過ごしかもしれませんが、日本を煽っているような印象を受けます。
実際、アメリカにしたら、日本が限界に達しようがそれで同盟を解消したいと言おうが困ることはありません。
その気ならいつでもかかってこいといったところでしょう。
そういうときのための在日米軍基地です。
この22日に、総理はトランプ大統領と40分にわたる電話会談をしています。
アメリカからの要求だったそうです。
そのとき、アメリカは事後であっても総理から北との極秘会談の報告があると思ったのかもしれません。
日本の水面下の動きをアメリカがキャッチしないわけがないのに、総理はそれを言わなかったばかりか重ねて拉致への協力を頼んだのです。


アメリカは日本の自主外交(主権の行使)を許さない。_c0243877_10152275.jpg


なぜ、総理はアメリカに黙っていたのでしょう。
一つには、日本が直接北と交渉することをアメリカが許さなかった歴史があります。
拉致が明らかになったとき、アメリカのペリー国務長官は北へ飛び、核とミサイルをクローズアップさせて拉致に沸き立っている日本の世論に水をぶっかけたのです。
いつもいつもアメリカは邪魔をするのです。
国民は総理が自主外交をしているように思っているかもしれませんが、安全保障面でアメリカが日本に主権を行使させることはありません。
むかしはよく耳にしたチャイナスクールやロシアスクールという言葉はいつの間にか死語になっていました。
中国の加藤紘一さん、ロシアの鈴木宗男さんは徹底的にやられました。
それを見ていた研修中の若い外交官たちが後に続くわけがありません。
かくして日本はアメリカ一辺倒になったという次第です。
総理がどれほど深刻に受け止めているか分かりませんが、日本外交は危機に直面しています。
山崎拓さんが、安倍外交に成功は一つもない、ぐるぐる地球上を回ったっだけの外交だと言っています。
化けの皮がはがれようとしているのです。


アメリカは日本の自主外交(主権の行使)を許さない。_c0243877_10233139.jpg










×
by michi-no-yuri | 2018-08-30 10:19 | Comments(0)
名前
URL
削除用パスワード
<< 産経はなぜそこまで安倍総理を担... アメリカへの面従腹背にひび。 >>