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谷間の百合

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だれが戦争に行くのか。

朝、新聞をひらいたら「日本軍兵士」という本の広告が目に飛び込んできました。
また、世界に冠たる「大日本帝国軍人」の類いかと思いきや、そうではありませんでした。
第一章「死にゆく兵士たち」の①が「膨大な戦病死と餓死」とありました。
驚くのは、その9割が1944年以降だということです。
もう、その頃には軍部も政府も手が付けられない状態になっていたのにメンツのためだけに惰性で戦争を続行させていたとしか思えません。
軍部のメンツの為に300万近い日本人が死んだということになります。
このごろ、先日も書いたことですが、戦争が正しくありのままに記録されていたら、それだけで戦争がなくなるのではないかとさえ思うことがあります。
日露戦争が美化されてなかったら、日本人が増上慢になって先の戦争に突っ走ることもなかったのではないかと。
しかし、為政者は戦争をしたいがために戦争を美化するのです。

保阪正康さんを訪ねてきた特攻隊機の整備士だったという老人は、中にはきれいなことを言って飛び立っていった若ものもいたが、大方は当たり前のことですが生への執着断ちがたく苦しんでいたと語ったそうです。
そういう恐怖で腰が立たない隊員を両脇から抱えて特攻機に乗せたのだそうです。
これほど残酷なことがあるでしょうか。


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中山成彬が講演会で「戦争のできる国にならないと国は守れない。
一日でも早くできるように願っている。」と言ったそうです。
とても許せる発言ではありません。
だれが戦うのか、だれが死ぬのか。
未来のない者が未来のある若者のいのちに口をだすな、構うな!と思いました。
天皇陛下は「未来ある若者」がたくさん犠牲になったことを思うと胸が痛むと言われたのですが、また天皇陛下のこころに背いて戦争しようというのか。
しかし、それほど言うのなら、たとえ老人でも盾にはなれる、弾除けにはなれるのだからぜひ買ってでなさい。
嫌とは言わせない。
ほんとうにどこと戦争するつもりなのだろう。
日本が勝てるような国はもうどこにもありませんから。
自衛隊は弱いですから。
勝っても負けても膨大な戦病死と餓死が兵士だけではなく全国民を襲うことになるのだけは確かです。
なぜそれが分からない!?


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by michi-no-yuri | 2018-05-06 10:42 | Comments(2)
Commented by 能勢の赤ひげ at 2018-05-06 22:37 x
 だれが戦争に行くのか  という命題について

評論家 長谷川如是閑氏が 
 コペンハーゲンに在住していたフリッツ・ホルム(自称陸軍大将)が考案したという条文を和訳したもので

  「戦争絶滅受合法案」  なるものがあります

その内容とは

 戦争行為の開始後または宣戦布告の効力が生じた後、10時間以内に、以下の各項目いずれか一つでも該当する者は最下級の兵卒として召集。出来るだけ早急にこれを最前線に送り、敵の砲火の下に実戦に従わせるべきとしている。

  君主や大統領を含めた元首で男性
  元首の16歳以上の男性親族
  首相、大臣、次官
  開戦に反対しなかった男性の国会議員及び高位聖職者

上記該当者は本人の年齢や健康状態などを考慮に入れてはならず、健康状態については召集後軍医官の検査を受けるべきとした。また、上記該当者の妻や娘、姉妹なども戦争継続中、看護師や使役婦として召集、最も砲火に接近した野戦病院に勤務させるべきと述べている

 実に 正しい 考え方ですね
Commented by 谷間の百合 at 2018-05-07 17:15 x
能勢の赤ひげさま
コメントありがとうございます。
いま聞くと奇異な感を受けますが、むかしは当たり前でしたね、
戦国大名は戦争になると一族郎党みな戦に従事し、女子どもも政略結婚や人質になっていたわけですから、今考えると大変なことです。
敗けるとどうなるかが分かっていたのですから、覚悟のほどが偲ばれます。
いまの政治家や軍人にそんな覚悟ができるとは思えません。
総理は最高指揮官になりたいようですが、それで負けたらどうなるのかなど考えたことはないでしょう。
祖父がそうであったように、裏切ればいのちは助かると思っているのかもしれません。
嘘をついたり裏切ることなど朝飯前のことでしょうから。
イギリスは徴兵制はないのに、王族は進んで兵役につきます。
ノブレス.オブリージュの精神が伝統になっているからでしょうか。
日本も戦前はそうでしたけど。
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