悔しいというより羨ましい。
韓国が輝いて見えるのです。
文大統領はいい顔をしています。
わが国の総理のような邪悪、陰険、汚いオーラは微塵もありません。
日本には、オリンピックを政治利用したと批判する声もありますが、平和の祭典であるオリンピックを平和のための利用することに何の不都合がありましょうや。
ところが、わが総理は平和を壊すことを目的に平昌に行ったのです。
慰安婦合意を守れと、到底韓国が受け入れられないことをわざわざオリンピックに合わせて言いに行ったのです。
オリンピックが終わるや否や、文大統領はすぐに特使を北に送りました。
特使の5人は楽しそうでした。
5人は、若い北の指導者と百年来の知己であるかのように談笑していました。
帰国した5人の顔は輝いていました。
わたしは、あのような何の屈託もない嬉しそうな顔を長い間見たことがありませんでした。
文大統領は、間髪入れずに鄭義溶国家安全室長を訪米させ、トランプ大統領に北との会談の内容を報告させました。
驚くべきことに、そこで米朝会談が即決されました。
大統領と記者会見に現れた鄭室長は興奮も高揚した様子もなく、落ち着いた態度で紙を読み上げていました。
ゼッタイに戦争を避けたい文大統領と、圧力を強めて戦争に持っていきたい日本の総理。
光と影、善と悪、戦争と平和がこれほど際立ち視覚化されているのも珍しい。
改竄問題が明るみに出て、もう二度と拝むことがないかもと思っていた「正義」がチラッと顔を覗かせたような気がしました。
この機を逃してはほんとうにこの国は永遠に正義に見放されます。
総理は慌てて訪米するようですが、もう二度と外交をさせてはいけません。
外交するたびに、日本を貧しくさせ戦争へと誘導してきた国家犯罪者をこれ以上許してはいけません。
アメリカは北と三つくらいのチャンネルを持っていると言っていましたが、日本もそれに刺激を受けたのか、北とは水面下で交渉しているということでした。
(交渉の任に当たったのはトーイツ?)
あくまで個人の妄想ですが、あれほど総理が危機に陥るたびにミサイルを発射して援護してきた北が、急にピタッとそれを止めたのは、交渉の過程で両国間に決定的な亀裂でも生じたのでしょうか。
もしかしたら、安部総理のほんとうの企みに気がついたからでしょうか。
あの日本に向けて発表した論評にはそれへの激しい怒りが込められていたように思います。
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