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谷間の百合

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貴乃花の言葉に感動する日本人には絶望しかない。

貴乃花のインタビューが放映された後、SNSを始めコメンテーターや視聴者の反応が熱狂的なのだそうです。
こういうツイッターがありました。
星野智幸「貴乃花親方の考え方は大変危ういですが、それ以上に、社会の側がすでに「洗脳されたがっている」状態なのが、問題だと思っています。それは貴乃花の件に限ったことではなく、あらゆる領域で起きてることですが。全体主義はこうやって広がっていくんだなと思います。」

もしかしたら、後になってこのときが全体主義に雪崩れこむターニングポイントだったということになるかもしれません。
「ひるおび」という番組で落語家の志らくさんが、相撲協会が悪で貴乃花が正義の味方かのような印象で語っていましたが、わたしは、協会が被害届を取り下げてくれと言ったのは正解だったと思っています。
協会は、貴乃花が暴行の一件を千載一遇のチャンスと捉えて対立を先鋭化させて自分に有利に持っていこうとしていると思ったのではないでしょうか。
マスコミをさんざん焦らした上で、テレビを駆使して怒涛の反撃に出た貴乃花も大したものですが、それにコロッと騙されてしまう日本人には絶望しかありません。
日本はほんともうダメかもしれない、、
あのような空疎な精神論やきれいごとが日本人は好きなんだなと思うと絶望しかないではありませんか。

昭和天皇が、敗戦の原因を、軍人が精神に重きを置き過ぎて科学を忘れたことであると言われた、その精神に日本人はまた性懲りもなく熱狂しているのです。
社会が「洗脳されたがっている」と同時に「熱狂したがっている」というタイミングで貴乃花が現れたということでしょうか。


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天皇が言われている精神はスピリットというよりいわゆる「根性」に近いニュアンスで言われていると思います。
日本人が大好きな「根性」のことです。
インパールで、食糧も弾も尽きたとき、指揮官の牟田口廉也は「大和魂で戦え」と言ったそうですが、貴乃花の言っていること言わんとしていることも大同小異そういうことです。

あるブログに、貴乃花をホンモノだと思ったのは、最後は自分との戦いだと言ったからだと書いてあって、なんと浅薄な人間観だろうかと呆れました。
そんなことは大抵のアスリートが言っていることで、そうでなくても、人間生きていることがそういうことではありませんか。
(こういう言葉に感動する人がいるから宗教が流行るのでしょう。)
あらためて強烈に思ったのが、日本が体育会系の社会だということでした。
わたしがもっとも憎んできた社会です。
体育会系の社会だから、日本人は永遠に「個」になることはありません。(なりたいとも思っていません。)
イジメがなくなることもありません。
号令一下、国民は簡単に一つになって全体主義国家になるのです。
みんな羊のようになりました。
人と違うことを言ったりしたりすることは恐怖なのです。
日本人は羊になるように長い時間をかけて馴致されてきたのでしょう。


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by michi-no-yuri | 2018-02-10 10:36 | Comments(0)
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