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谷間の百合

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九日 その二  「技術の日本」は過去のものになった。

大田区の町工場が作ったとして有名になった「下町ボブスレー」ですが、発注元のジャマイカ.ボブスレー連盟から「遅い、安全でない、機体検査不合格」だという理由で使用しないことになったと連絡があったという。
町工場は損害賠償も考えているということですが、検査に不合格になるようなものを作っておいて何を言っているのですか。
実は、この「下町ボブスレー」は総理直々のプロジェクトで、ジャパンブランド育成支援事業として補助金も注ぎ込まれたばかりか、機体に乗り込んでピースサインをしている総理の写真が道徳の教科書に載っているそうなのです。
総理のメンツ丸潰れです。
日本にしたら、カリブ海に浮かぶ小さな国からダメ出しをされたということで、余計腹が立つのかもしれませんが、しかし、いくら悔しがっても、いかんせん、検査不合格は致命的で動かしようがありません。
普通なら、総理から物心両面の支援を受けたのですから何としてもいいものを作らなければと思うところですが、安倍政権と同じで「日本の下町の工場が誇る技術」という神話に安住していた結果がこれではないのですか。


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国産初のジェット旅客機「MRJ」に次々と不具合が見つかって、いまだ完全復活の姿を見るに至っていません。
そのときに三菱重工社長が言った「知見が足りなかった」は、今回のボブスレーにも言えることではないでしょうか。
驕りによる精神の弛緩が「知見」の大切さに気付くのを邪魔したのではありませんか。
「検査不合格」の汚名を素直に受け止めてほしいと思いますが、おそらく総理といっしょで無視か逆切れするかなのでしょうね。

神戸製鋼のデータ改竄は、社長の「スミマセンでした」で終わりですか。
わたしは国の根幹を揺るがすほどの重大な案件だと思うのですが、
捜査のメスは入らないのでしょうか。

食べものを作ったり提供したりする店は食中毒が発生したらそく営業停止になります。
死活問題だということです。
個人の事業には厳正な処分が下されるのに、大企業の、それも総理と関係の深い会社はお咎めなしですか。
安倍政権の5年で、日本の信頼と誇りは底をつきました。
それなのに巷では日本はスバラシイの掛け声がかまびすしい。


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by michi-no-yuri | 2018-02-09 14:12 | Comments(2)
Commented by しもべ at 2018-02-09 23:35 x
このボブスレーの問題ですが、私は差別感情が多分に混ざり込んでると思いますね。
ジャマイカみたいな小国なら、町工場の作ったソリの実験台にしてもいいだろう、みたいな。
技術の粋を結集した素晴らしいものを作ったのなら、自分の国の選手に使わせるのが筋だと思うんですが、しょうもない国になったものです。

菅野完氏の「日本会議の研究」を読んでわかる通り、ネトウヨ運動はその根底が新興宗教です。
日本の技術は素晴らしい!とか、この国を誇りに思う!とかをわめき散らす気味の悪い風潮も日本会議発の宗教であり、それになびく人たちも哀れな信者なのだと私は確信しております。
Commented by michi-no-yuri at 2018-02-10 12:23
しもべさま

コメントありがとうございます。
「日本会議」の存在は知っていましたが、その実態を知ったのは、菅野完さんの著書でした。
あの本はベストセラーになったようですから、もっと「日本会議」への関心、危機感、警戒感が増えてもよさそうなのに、あまり感じられません。
「日本会議」は、北のミサイルの何倍も日本にとって脅威です。
ほんとうに危機感を持ってほしい。
貴乃花の言葉が熱狂的に受け入れらたと聞いて、もう日本はダメかもと思いましたが、、、
そういえば、貴乃花の言っていることも宗教なのですね。
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