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谷間の百合

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二十四日 その二  米軍撤退は自民党の党是だった。

自民党結党時の政策綱領には「駐留外国軍隊の撤退に備える」という一項があると志位委員長が言いました。
総理は憲法改正は自民党の党是だということを強調しますが、なぜ、外国軍撤退の党是は無視するのでしょうか。
総理の本音は反米ですから、もしかしたら、憲法改正した上で米軍撤退というシナリオを考えているのかもしれません。
なにしろ、世界の真ん中で輝く国にしたいのですから。
ほんとうに不思議だと思うのは、時間の経過と共に外国軍撤退や自立に向かうのが普通のことであり、自然な流れだと思うのですが、日本は逆に日米同盟の名のもとに隷属を深めていることです。
孫崎さんが、うろ覚えですが、1960年代までは米軍撤退の政策は生きていたが、1969年を境に劇的に変わったと言っていました。
わたしは、何が変化を促したのか分からなかったのですが、最近になって‘72年の沖縄返還と関係があるのではないだろうかと思うようになりました。
三島由紀夫が檄文に「沖縄返還とは何か」と書いていて、そのときは関心もなく何だろうと思っただけでしたが、今は、意味が分かるような気がしています。
もしかしたら、沖縄返還とは米軍基地の恒久化とセットではなかったのかと。
沖縄だけではなく、本土の基地の恒久化、つまり植民地状態の恒久化が取引されたのではないかと思うようになりました。
そうだとすると、佐藤内閣は「沖縄返還」という名をとって実=魂を売ったことになります。
もしそういうことなら、沖縄はアメリカと日本の二重の鎖で繋がれたことになりませんか。
琉球処分で日本に帰属する前の沖縄は自由交易の島として栄えていたことを思うと、その後の歴史があまりにも苛酷で悲しい。


二十四日 その二  米軍撤退は自民党の党是だった。_c0243877_12591834.jpg









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by michi-no-yuri | 2017-11-24 12:51 | Comments(0)
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