きょうの「正論」は「日本会議」元締めの田久保忠衛さんの「改憲で日本の再生を知らしめよ」です。
(きのう、城内実さんのことで書き忘れたのが、父親の康光さんもまた「日本会議」の代表委員だったことです。)
田久保さんは
「安倍首相が、憲法改正によって、日本を一人前の国とし、大宰相の名を残す時期は意外と近いのではないかと思っている。」
と書いていますが、わたしは、そういう時は永遠に来ないだろうと思っています。
田原総一郎さんは、総理から「このごろ、アメリカが憲法改正を言わなくなった」という言葉を聞いています。
当たり前です。
アメリカがせっついていたのは「集団的自衛権」だけがほしかったのであり、それが通ったら、改憲なんかウザいだけしょう。
もしかしたら、一番の改憲反対勢力はアメリカかもしれませんw
田久保さんは、9条2項に戦争放棄の文言を入れたのは、マッカーサーだと書いていますが、すでに、幣原喜重郎の発案だったことが明らかになっているのではありませんか。
しかし「日本会議」としては、なにがなんでも、法律に素人のGHQの人間が8日間で作ったという神話を崩すわけにはいかないのでしょう。
この神話がもたらす風評被害はかなり浸透していて再起不能の重篤に陥っている人間がたくさん出てきています。
曽野綾子さんが、きょうのコラムで、「当選後の代議士の行動に注目」と書いています。
それもそうですが、わたしとしては森友後のあなたの行動の方が気になっているのです。
8億の値引きばかりに注目が集まっていますが、わたしは道義や信義の崩壊の方が問題だと思っているのです。
曽野さん、過去に籠池さんの教育方針に共感して講演までした森友について何か仰ることはありませんか。
昭恵さんと同じで、籠池さんに騙されていたと思っているのですか。
教育方針はいまでもいいと思っているけど、籠池さんが悪かったということですか。
わたしなら、その後の人生でいつも忘れ物をしたような気持ちで落ち着かないと思うのですが、曽野さんは平気ですか。
そんなことには平気でいられないと評論家は務まらないのでしょうか。
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