9時間に及ぶ事情聴取を受けたあと、女性は「わたしは殺していません」という遺書を残して自殺しました。
任意とは名ばかりで警察に目を付けられたらもう運命は決まったようなものです。
こういう場合、外国のドラマでよくある弁護士を呼んでもらうということは可能なのでしょうか。
テレビに出る弁護士はたくさんいても、中世といわれた日本の刑事司法と戦ってくれるような弁護士がいないことに暗澹たる思いがします。
今回も、防犯カメラの映像とDNAが決め手になりました。
皮肉なことに、防犯のためのカメラと絶対とされるDNA判定が冤罪をつくる可能性があることを、わたしは知りました。
なぜなら、すべてを警察が握っているからです。
すべてが警察の手の内にあるからです。
いままでも防犯カメラの映像が公開されるのは稀でしたが、それで思い出すのは、植草さんが身の潔白を証明してくれるカメラの映像の公開を求めても警察が応じなかったことです。
この例でも分かるように、証拠を出すのも出さないのも警察の胸三寸だということです。
それにしても、千葉の事件では、何が決め手になって逮捕となったのでしょうか。
車が写っていたとか、女児に親しげに話しかける容疑者が写っていたとかということが決め手になるものでしょうか。
保護者会会長だった容疑者が、女児に親しく声をかけるのも、ベトナムから来た子どもへの心配りだったと思えなくもないではありませんか。
警察もののドラマで、警察がマスコミ対応に神経を使う場面がよくあります。
だから、マスコミが警察発表を鵜呑みにせず、事実を丁寧に追っていくことが今のところ冤罪を防ぐ唯一の方法なのです。
ゴールデンウイークが終わってうれしい。
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