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谷間の百合

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二十三日 その一  憂うべき私刑(リンチ)の横行。

このごろ万引きをした人の顔写真の公開が流行っているようです。
それについては賛否があるのですが、わたしはこういうところにも安倍政権の驕り、腐敗が影を落としているのを感じないではいられません。
上が好き勝手やっていることが、知らず知らずの内に国民のこころから順法精神を削いでいったのだと思います。

ある店では、万引きした人に、一万円出せば許すが出せないのであれば顔を公開するということで、店の奥の壁に3人の男性の、わたしは万引きしましたと書かれた大きな顔写真が貼られていました。
店側は本人が了承したと言っていましたが、一万円なければ了承するしかないではありませんか。
買い物客のなかには眉を顰める人もいましたが、それが正常な反応ではないでしょうか。
多分、この店からは客足が遠のいていくことでしょう。
万引きは店にとって大きな損害なのは分かるのですが、わたしは店の判断でこういうことをするのは私刑(リンチ)に当たるのではないかと思います。
警察に届けるべきところを、自分たちで勝手に法を執行しているからです。
このごろつくづく感じるのが法体系の崩壊です。
法体系のトップにある憲法を総理は憎み、踏みにじりました。
そのことが国民のこころにどう影響したでしょうか。
大臣が何を言っても、何をしても官房長官の「何ら問題ない」の一言で済んでしまうことが、どれだけ国民のストレスになっているかということです。
それが、こういう万引きをした人の顔を晒す行為に繋がっているのです。
政府を信じていないからです。
もう、メチャクチャなのです。
森友学園の件は、来るところまで来たということです。
いつの間にか日本は無法国家になっているのです。


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by michi-no-yuri | 2017-02-23 10:56 | Comments(0)
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