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谷間の百合

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二十日 その二  わたしの「楽園」

ときどき楽園とはどんなところだろうと空想することがあります。
小さな花が咲き乱れている丘に、大きな木の木陰があり、小鳥が囀り、傍を小川が流れているような、そんなイメージをするのですが、なぜかこころが満たされないのです。
ところが、きのう、奈良はシカファーストでほんとうにこころが和むな、同じように、インドは牛、タイは犬が自由に歩いていていいなと思ったとき、なぜ空想の楽園に喜びが持てないかその理由が分かったのです。
動物がいなかったからです。

きのうの「ブラタモリ」は知床でしたが、知床の漁師はヒグマを恐れないそうです。
以前、ある期間だけ知床でコンブ漁をしている人を取材した番組で、取材中にヒグマが現れたのですが、ヒグマも人間を無視、人間も目を合わさないようにしていました。
知床には餌が豊富にあるからでしょうか。
わたしは人間もですが、すべての動物、生物がお互いの領域を侵さず、共存共生できればどんなにいいだろうと思うのです。
それこそがわたしの思う楽園です。
(この際だから、ヘビも入れましょう)
山には杉の代わりに、果実のなる林檎や柿や栗や梨の木をたくさん植えるのです。
熊をはじめイノシシやキツネやタヌキや猿もそれで畑を荒らすことはなくなるのではないでしょうか。
戦後、国が奨励し、みんなが目先の欲に走ってわれもわれもと杉を植えたことによって、動物が生きていけなくなり、人間は花粉症に苦しめられることになったということです。


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このニュースを知ったのは2か月近く前ですが、ショックが大きくて今まで記事にできずにいました。
南アフリカという国には、ハンターの娯楽のために、6000頭のライオンが200カ所の施設で「養殖」されているそうです。
ライオンの雄がいちばん高くて、180万~500万、シマウマが12万、キリンが35万だそうです。
国立公園はハンティング禁止ですが、ここは私有地だからいいのだと。

たくさんの動物が人間の味覚を楽しませるための食材として殺されています。
それでは飽き足らないのか、ハンターの一瞬の快感のためにライオンが標的にされて殺されているのです。
人間、お金になることならなんだってするのです。


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by michi-no-yuri | 2016-11-20 11:20 | Comments(0)
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