いつごろからか見なくなっていた孔徳秋水さんのツイッターですが、きのうチラッと覗いたら、また凝りもせず例の天皇へのデマ、中傷を書いておられました。
当時の昭和天皇の真の姿は英国陸軍元帥であって、それは英国の官報にも出ている紛れもない事実であり、米、英、天皇は裏で繋がっていたというヨタ話です。
官報にでていたことを鬼の首でもとったような書きっぷりですが、そのどこが問題なのでしょう。
同盟国や友好国の元首、大統領などに自国の勲章を授与するのは、慣例に則った儀礼的なものであり、むかしもいまもどこの国でも行われていることでしょう。
きのうは、新井信介さんが、「wantonのブログ」のヨタ記事を取り上げて、それを追認するような記事を書いておられましたが、
新井さんが私淑しておられる飯山一郎さんだってホラは吹いてもそんなことは書かれないでしょう。
それほどに、下劣で荒唐無稽な話なのです。
DVDをだし定期的に後援会を持って活動しておられるのですからもっと言動には慎重であってほしいと思います。
皇室のことも政局のこともほとんどの人が何の情報も根拠も持たずに書いているのですが、根拠をもたないのは同じでも憶測で書くのと想像で書くのとは天の地の違いがあります。
「憶測」の大部分を占めるのは劣情と悪意です。
想像は想いを致すことであり、根底にあるのは相手の人格への親しみと尊敬です。
デマを流したり信じたりする人は、嫉妬深い夫や妻が浮気を疑って妄想を膨らませるのに似て、その深層には、当人も自覚しない何かへの嫉妬や憎悪があるのではないでしょうか。
終戦の詔勅は、断片的な文言を知るだけでしたが、きのう、初めて全文に目を通しました。
これを読んで、なお
「暴走する日本軍を壊滅させる意思が昭和天皇にあったのではないか」とか
「イギリスの意向を受けて、進んで自国民を原爆の爆発によって被災させたのではないか」(新井信介さんのブログより)
と思える人がいたら、その人はよほどこころが曇っているか、余程頭が悪いかでしょう。
天皇のこういう文言が偽りのこころから出てくるものかどうかよく考えてみてください。
こういう言葉を信じられない人は、言葉というものを自己顕示かデマ拡散のためにあるとでも思っているのでしょうか。
たしかに、世のなかには総理をはじめ偽りのこころから言葉を紡ぎだせる人もたくさんいるようですね。
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