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谷間の百合

taninoyuri.exblog.jp

娘を利用して権力にすり寄った鈴木宗男さん。

麻生副大臣が「ナチスの手口を真似ればいい」と発言したとき、野党ももちろん、マスコミも総動員で徹底的に追及して辞職させなければならなかったのに、例によってすぐに追及は尻すぼみになって消滅していきました。
ほんとうにトンデモナイ発言で、辞職させるにいたらなかったことを後で一生の不覚として唇を噛みしめることになるかもしれません。

ところで、国家観が違うという理由で共産党と連携する民主党を離党した鈴木貴子さんが、政府の共産党への見解を求めて質問主意書を提出していましたが、それにたいする政府の時代錯誤の古色蒼然とした回答に驚いたのは共産党だけではなかったはずです。
いきなり昭和20年代に引き戻されたのはいいとしても「国内において、暴力主義的破壊活動を行った疑いがある」というのは問題ではないでしょうか。

「疑い」としか言えなかったのでしょうが、それだけで効果は十分だったでしょう。
政府は、いまだ国民の記憶にある共産党への恐怖を呼び覚ますことが目的の印象操作をしたのです。
それに、野党共闘を攪乱する目的で鈴木宗男さんや佐藤優さんが協力したのでしょう。
鈴木さんは娘を利用して(犠牲にして)、権力の中枢にすり寄ったのだとしか考えられません。


娘を利用して権力にすり寄った鈴木宗男さん。_c0243877_11431678.jpg


「破壊活動の疑い」のなかに、かの「松川事件」も入るのでしょうね。
調べてみると、逮捕された労組員のほとんどが共産党員であったことから、共産党弾圧に利用された事件だったようです。
ドイツの国会議事堂の放火もヒットラーは共産主義者の仕業にして、いっせいに弾圧、逮捕に踏み切っています。
それが一段落すると、次のターゲットがユダヤ人でした。
国民に、いかにユダヤ人がドイツに害をなしているかを喧伝、教唆しました。
あとは火を付けるだけでした。

総理は共産党と共闘する野党を野合だと言わんばかりに痛烈に批判しましたが、「ニッキョーソ」といっしょで、若いときに植え付けられたであろう共産党へのイメージから一歩も抜け出せないのです。
人にはレッテルを貼るなと言いますが、総理自身、レッテルしか分からないようなお粗末なアタマなのです。


娘を利用して権力にすり寄った鈴木宗男さん。_c0243877_11493334.jpg










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by michi-no-yuri | 2016-03-24 11:50 | Comments(0)
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