きのう、ニュースは、国連女子差別撤廃委員会の慰安婦問題などへの最終見解を報じました。
わたしが違和感をもったのは、同時に、夫婦同姓や離婚から再婚までの期間も女性差別に当たるとして改善を要求していることです。
さらに、きょうの産経は一面トップで、国連委が男系の皇位継承も女性差別だとして皇室典範の改正を勧告していたことを伝えています。
しかし、この件は日本側の強い抗議で削除されたということでした。
産経は、「日本に関する見解をまとめた委員は中国の人だ」という政府高官のコメントを載せていますが、おそらく、高官が推測で言っていることに産経は飛びついたのでしょう。
(本当に高官が言ったのかと疑うほど、わたしは産経を信用していません。まあ政府高官も言いそうなことではありますが。)
わたしは今回の最終見解に不快感を禁じ得ませんでした。
日本の文化、伝統に土足で踏み込まれたような不快感です。
そういうことは日本の問題で、日本の中で議論することです。
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さらに言えば、国連委はイスラム教国の女性差別に対しても同様の勧告をおこなったのでしょうか。
(勧告しても無視されたということでしょうか。)
宗教の壁は越えられないということなら、日本の文化にも敬意を払って壁を超えるような不遜で野蛮な行為は止めてほしい。
安部憎しの感情で言うのではなく、こういう勧告を受けるのは、凡て総理に原因があるのです。
総理の極右体質への嫌悪感、警戒感が言わせるのです。
かれらはそれを挑発だと感じ、それをそっくり日本にお返ししているのです。
挑発すれば挑発されるということです。
右翼より先に、待ってましたとばかりに政府が過激に反応したのはそういうことです。
国連ナニスルモノゾ、なんなら脱退してもいいのだぞ!と思っているのです。
国連に公正や善を求めるのは愚かなことです。
だからこそ、冷静に紳士的に対応しなければいけないのに、すぐムキになるのは、あきらかに夜郎自大に、増上慢になっているからです。
もう周りが見えないというか、気に留めなくなっているのです。
戦前がそうだったように、、
女性差別問題が政治に利用されているとしか思えません。
国連も戦争を望んでいる?