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谷間の百合

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十五日 その一  「平和であったならば」

戦ひにあまたの人の失せしとふ島緑にて海に横たふ

御製が喚起する戦争のさまざまな場面がコマ落としのように頭のなかを巡るなかで、わたしは去年の天皇誕生日での天皇のお言葉を思い出していました。

今年は先の大戦が終結して70年という節目に当たります。この戦争においては、軍人以外の人々も含め、誠に多くの人命が失われました。
平和であったならば、社会の様々な分野で有意義な人生を送ったであろう人々が命を失ったわけであり、このことを考えると、非常に心が痛みます。


「平和であったならば、」というくだりをわたしは涙なくして読めません。
再び、「平和であったならば」というお言葉を発せられることがないように、今の平和をなんとしても守らなければならないのです。

夕茜に入りゆく一機若き日の吾がごとく行く旅人やある

この皇后陛下のお歌もわたしは哀しく感じました。
自分、自己を捨てようという重い決断をされるための、最後の自由な旅行だったと思うからです。


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by michi-no-yuri | 2016-01-15 10:32 | Comments(0)
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