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谷間の百合

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すべての「いのち」が愛おしい。

兄は子どもたちと疎遠になっているのですが、それというのも、子どもたちが自分に苦痛と不快を与える存在だからということでした。
その理由というのが笑ってしまうのですが(笑ってはいけないのですが)本や新聞(産経新聞)を読まないこと、そして、いわゆる「正論」的な思想を知ろうとしないことだというのです。
こんな親を持った子どもこそいい迷惑であり不幸です。

新聞の投書欄には、親孝行な子どものことがよく載っているというのですが、わたしが、ネットには親が子を、子が親を憎んでいるカキコミもあるよと言うと黙っていましたが、お互いに不満がまったくない親子関係などそうあるものではないでしょう。

先日、BSで「東京物語」を見たのですが、老夫婦が子どものことを話し合うシーンがあります。
「まあ、ええほうじゃと思わにゃあバチが当たりますわな」と言って納得するのですが、兄にはこういう達観するという人生の知恵も余裕もないのです。

また、本を読まなくても社会人としてまともに生きていることの価値が兄には分からないのです。
その兄も、信じている人が自分のキャパシティを超えることや違うことを言ったりすると途端に頭が真っ白になって思考停止になるのです。
結局、自分が信じたいように信じているだけなのです。
わたしがいくら人を簡単に信じたり尊敬しない方がいいよと言っても聞く耳を持ち合わせません。

しかし、世の中には兄のような人がゴマンといます。
たとえば、小沢一郎が嫌いということで田中角栄も山本太郎も否定するような人です。
その人たちの間にどのような人間的な関係があるかを想像も出来なくて自分の浅薄な価値判断で否定するのです。


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きょうの「徽宗皇帝のブログ」にそれに関連することが書かれていました。

大人を尊敬するな。特に外見や地位などを理由に尊敬するな。地位の機能は服従を要求するだけであり、尊敬など要求するものではない。服従はしても尊敬などする必要はないのだ。
誰かを尊敬するや否や、我々の頭はその人間に隷属する。もはや何もまともには見えなくなる。まともには考えられなくなる。尊敬とは屈従(盲信)と裏表なのである。両親や教師への尊敬ですら例外ではない。


教師はまったく尊敬の対象ではなくなりましたが、両親を尊敬するという若い人は多い。
わたしは???です。
わたしはゼッタイに嫌ですね。
死んだとき、愚かな母親だったと言ってくれるのが最高のハナムケです。
(心配しなくても、子どもはそう思っていますw)
実際、恥多き間違いだらけの半生でした。
(多分、親を尊敬するという人は親を見ていないのだと思います。観念なのです。)

このごろ、あまり考え方の違いが気にならなくなったのは、年を重ねてきたせいでしょうか。
安倍総理も橋下徹も「いいと思う」と言った友だちも、彼女の方から拒絶しなければわたしはず~っと友だちでいられたのです。

一つはっきり感じているのが、「いのちの愛おしさ」です。
自分のいのちを愛しむように、他者の、そして、すべて生あるものの「いのち」が愛しい。
「いのちへの共感」とでもいうのでしょうか。
強い人間なんかいません。
尊敬に堪え得るような人間もいません。
「いのち」と「いのち」があるだけです。

本来、考えの違いなんか取るに足らないことなのですが、そのとるに足らないことによって日本は戦争ができる国になってしまいました。
だから、とるに足らないことだと悟ったようなことを言うべきではないでしょう。
地位やお金に執着している人に、そんなものはとるに足らないことだと言っても通じません。
しかし、そういう人を高い社会的地位に押し上げたのはだれですか。
簡単に、人を信じたり尊敬したりする国民自身ではありませんか。
(ブログにも書かれていますが、尊敬したり信じたりすることと相手の人格を尊重し敬意を払うことは違います。)


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by michi-no-yuri | 2016-01-08 10:54 | Comments(2)
Commented by ツユクサ at 2016-01-09 09:08 x
こんにちは。「正論」は名前と実体が合っていないので駄目ですが、本当の「正論」は歴史を動かすことがあります。1776年に出版されたトマス・ペインの「コモンセンス」は、植民地アメリカがイギリスから独立しなければならないのは「常識」であると説きました。
私は戦争は大嫌いですが、憲法第9条もアメリカとの独立戦争は禁じていないと思います。
戦争などしなくても日米安保条約は破棄できますから、米軍撤退後に日米平和友好条約を結べばよいと思います。
Commented by michi-no-yuri at 2016-01-11 11:28
ツユクサさま

コメントありがとうございました。
日本の独立なんて百年河清を待つようなハナシだと思っていましたが、最近はそう思わなくなりました。
案外、あっという間に、ということが起こり得るかもしれないとか思うのです。
机上の空論のように思ってきた集団的自衛権が成立し、いま改憲が現実味を帯びてきました。
アメリカの指示に忠実な人間によって為されたことですが、それなら、アメリカの指示に従わない人間にも可能かもしれないと、、w
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