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谷間の百合

taninoyuri.exblog.jp

国民の無関心が「警察国家」を生む。

寝屋川の中一少年少女殺人事件に「続報なし」ということと「儀式殺人」というキーワードが書かれていたツイッターがありました。

あれだけ世間を震撼させた大事件が、「続報なし」で済まされていいのでしょうか。

だれもが動機や犯行の詳細を知りたいはずなのに、続報がないままに忘れられていっていいのでしょうか。

いつも書くことなのですが、逮捕された容疑者が警察署に収容されると同時に、報道はそこで止まり事件は闇の彼方に姿を消していきます。

しばらくの間、容疑者は黙秘しているということでしたが、今もそれが続いているのでしょうか。

弁護人は面会しているはずですが、弁護人にも黙秘を貫いているのでしょうか。

このごろ痛感するのが、弁護士の存在感の薄さです。

容疑者のただ一人の味方である弁護人は、警察と対等に渡り合える存在なのに。

ヤル気のない弁護人によって、冤罪に泣いた容疑者もたくさんいるはずです。


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わたしはイギリスの警察ドラマが好きでよく見るのですが、取り調べでは録音はもちろんのこと必ず弁護士が同席します。

日本がそうなるのはいつのことかと溜息が出ます。

どれだけ後進国なのだろうと思います。

こういうことが民主主義の根幹の部分なのに、それがないということは、日本は民主主義国家であったことがないということです。

そんな日本がどうして中国を法治国家でないなどと非難できるでしょう。

みんな、自分だけは罪に問われることはないと安心しきっているのかもしれませんが、これからはその安心感が揺らぐことになるかもしれません。

特定秘密保護法で、どんなことが罪になるかが分からないからです。


栃木の幼女殺害事件(儀式殺人っぽい)、去年の神戸長田の少女殺人事件も容疑者の逮捕とともに報道がピタッと止まりました。

マスコミはけっして事件の真相に迫ろうとはしません。

それをしないマスコミの罪は途方ももなく大きいと思います。

これは容疑者一人の問題ではないのです。

「けいさつ」が「警察」になり、警察権力に怯えるような「警察国家」になるのは時間の問題で、国民やマスコミの無関心が呼び寄せた結果です。

おりしも、自衛隊は武器を使用できることになりました。


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by michi-no-yuri | 2015-10-19 10:43 | Comments(0)
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