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谷間の百合

taninoyuri.exblog.jp

醜い日本人。

通販で海産問屋に昆布を注文したとき、「震災前採取」と書かれた商品があり、説明では、そういうことを気にする客が多いのでということでした。

しかし、そういう商品もいつかは底をつきます。

それまでに海がきれいになっているとも思えません。

魚とは違い、昆布などはその場所で自生しているので、汚染は免れないとは、つとに小出裕章さんが言っておられたことでした。

これほど神経質な人がいる一方で、まだ被災地に留まり、留まるのは個人の自由とはいえ、そこで農産物をつくりそれを出荷するのはどんなものだろうと思います。

要するに、政府がいいと言っているからですね。

いつから日本人は「今だけ、金だけ、自分だけ」になったのでしょうか。

どうして、他人の苦痛にこれほど鈍感になったのでしょう。

子宮頸がんワクチンで、いつ元に戻るのか分からない状態で苦痛に耐えている女の子がたくさんいるのに、いまだ政府は接種禁止にしません。

小児甲状腺がんが見つかった子どもたちは、いまどのような症状でどんな治療を受けているのでしょう。

手術で除去すれば完治するのではなく、そこからが辛いことになると知ったときはショックでした。

訴えても「水俣」の二の舞になるのは目に見えています。

いままでの政治でもそうだったのですから、これからは強権政治でもっと国民は苦しむことになるでしょう。

なかにし礼さんが「平和の申し子たちへ、泣きながら抵抗を始めよう」という詩のなかで、「たとえ国家といえども、俺の人生にかまわないでくれ」と書いておられるのは、まさにわたしの気持ちなのですが、この願いはぜったい聞き届けられることはありません。

国家はわたしたちが死ぬまで、あるいは死んだあとまでわたしたちへの干渉を止めません。


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高木復興大臣の「下着ドロ」の過去がネットを賑わしています。

父親は元敦賀市長で、原発推進は「信念」だと言った人物です。

その「信念」とは、原発によってお金がタナボタ式に降りてくるからだそうです。

お金が降りてこないとたちまち消滅するような「信念」です。

後援会でそういうことを得々と語っています。

わたしが衝撃とともに絶望感に陥ったのは、百年経って「片輪」が生まれてくるかも分からないが、今の段階では原発をやったほうがいい とかれが締めくくったあとに、聴衆から大拍手が起きたことでした。

わたしはこの人間のエゴと無知の醜さに顔を背けたくなります。

それは自分の中にもあるエゴだという忸怩たる思いがあるから顔をそむけたくなるのかもしれません。

下着ドロの件は地元ではだれ知らぬ者もない有名な話なのだそうです。

そういう人物を地元民は国会に送り出すのです。

(この地元民の罪は大きい。)

かれの父親の「信念」で原発でいい思いをし、これからもいい思いをしたいからでしょう。

その他の原発のあるところも大なり小なり事情は同じだろうと思います。

「唯一の被爆国」で日本人ならヒロシマ、ナガサキの地獄を知らないわけがなく、またフクシマの悲劇を知らないはずがないのに、このような日本人がいることにやりきれなくなります。


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きのうは維新の分裂で見たくもない松井、橋下のチンピラコンビの顔を見て気分が悪くなりました。

維新代表の松野さんが「断腸の思い」だと言っていましたが、そんな言い訳を言うから駄目なんですよ。

泣いて切るような相手ではないではありませんか。

総理は自分より優れた人間を理解できず、自分より知能的にも倫理的にも劣る人間ばかり重用した結果が、見るも無残な内閣になりました。









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by michi-no-yuri | 2015-10-16 10:56 | Comments(5)
Commented by haru at 2015-10-16 12:37 x
自分のブログ記事とシンクロしました。
嬉しいです。

人の生命をなんとも思わない白痴、狂人が権力を握り、国民の奴隷化に成功している。

自分の利害にしか興味のない、他者の痛みや苦しみに無関心な、悪意なき日和見主義者たちが圧倒的多数で彼らを支えている。

この国は死んだら終わり、今だけこの世だけ自分たちだけの視野しかない人々で埋め尽くされている。
Commented by michi-no-yuri at 2015-10-16 17:10
haruさま

初めまして。
コメントありがとうございます。
考え方や生き方がどんなに違っていても、こういう根本のところで同じこころが持てるだけでいいですよね。
いちばんの悪は他者への無関心だと思っています。
ブログにあった石橋千涛という人の詩とても感動的でした。
初めて聞く名前ですが、知らないのも無理はありません。
わたしはほんとになにも知らないのですから。

Commented by haru at 2015-10-16 23:13 x
michi-no-yuriさんへ 
ブログ訪問ありがとうございます。

石橋さんは本物の詩人ですが、残念ですが今の世の人々には理解されません。

昭和の時代から続く教育制度によって知識を詰め込めば詰め込むほど、人が本来持っている独創性や創造性、素朴な人間性さえもが破壊されてしまいました。

その結果、知識が邪魔をして自分でゼロから考えるという当たり前のことができなくなっているのです。 
貴方のように謙虚になって自分の意見を語り、世の中に警鐘を打ち鳴らす方は大変貴重です。
これからも応援しています。
Commented by michi-no-yuri at 2015-10-17 11:38
haruさま

コメントありがとうございます。

たしかに、わたしの知識は知識と呼べるようなシロモノではありません。
あちこちから寄せ集めたような知識です。
それでも、わたしの拙い考えの手助けにはなります。
あるのは気持ちだけです。
Commented at 2015-10-17 16:46 x
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