志位委員長と小沢代表の話合いで、安保関連法廃止を目指して、野党による連立政権「国民連合政権」構想の必要性で一致したというニュースはこの上ない朗報でした。
「国民連合政権」とは、「レジスタンス」運動を彷彿させるようでなんかワクワクするネーミングではありませんか。
フランス市民の「レジスタンス」はナチスとの戦いだったのですが、わたしたちが戦う相手は国内にいるファシストです。
民主党なんかほっといて、この「国民連合政権」に数百万の国民が怒涛のごとく合流して戦えば必ず選挙に勝てますよね。
この期に及んでまだ(共産党などと)政権を共にするのはハードルが高すぎるなどと言っている岡田代表は、結局、最初から「絶対阻止」が本気ではなかったということです。
拳を突き上げてなにを叫ぼうと、わたしは空疎しか感じませんでした。
さっそく前原さん、細野さんなどが反対を唱えていて分かり易いです。
前原さんは言わずもがな、細野さんにしたって、どうでもいいことですが、わたしはイケメンだと思ったことはなく、なにが言いたいのか分からない人でした。
岡田さんだって絶対阻止を言うのなら、強硬採決後、間髪入れずに次の行動に出ていなければならなかったのです。
明月社、山岸飛鳥さんがツイッターで民主党についての面白い分析をしておられました。
① 遠吠えではイイコト言うけれど効果が表れそうになると身を翻す人たち。
② イイコトを言う人たちに「そろそろやめないと効果が出ちゃうよ」とシグナルを送る人たち。
③ その様子を眺めつつじ~っと何もしない岡田さん。
よく見ておられますね。
民主党って何をしたいのだろうと疑問に思ってきましたが、こういうことだったのですね。
志位さんの決断を小沢さんは高く評価されましたが、当然です。
わたしも「志位さん、ありがとう」です。
この際、共産党がどうだったとかこうだったとかは言わないことです。
以下「IWJ」より。
日本共産党の3つの提案――
①安倍政権打倒の闘いをさらに発展させること。
②安保法制廃止に向けて共闘する野党で「国民連合政府」でつくること。
③そのために野党が国政選挙で選挙協力を行うこと。
小沢代表は「共産党提案の3点は、基本的に理解を致します、と伝えました」と述べ、会談を振り返る。
「特に共産党は、今まで全選挙区のほとんどすべてに候補者を立ててきた。その従来の方針をまったく転換して、安倍政権に変わる新しい政府を作るために力を合わせよう、という話です。その大胆な決断を高く評価します、というふうに申しあげました。事実、この共産党の方針転換は非常に大きな意味を持つものです」
さらに、「我々も共産党に咲きを越された格好になっちゃったけど」と話し、「自公政権じゃ国民のためにならない、という人たちが力を合わせ、自公に変わる政権を作るために力を合わせて頑張る。今後、そのためにお互いに緊密に連絡を取り合いながら努力をしていきましょう、ということで今日の会談は終わりました」と報告した。
小沢代表は、「一緒に政権を共にするのはハードルが高過ぎる」といった民主党・岡田克也代表などの意見について、「『連合政府』というのは、野党が力を合わせて選挙で勝ったうえでの話。共産党が『大義の旗』として連合政府を掲げることは、とやかくいう話ではない。あとは選挙協力して野党で過半数とったらそのうえで考えることだ」との見方を示した。
また、「僕は従来から、『各選挙区すべてに候補者を立てるのは自民党の補完勢力に他ならない』と言ってきた」と重ね、「現実的に、野党で統一すれば国政・地方問わず、自公に勝るということは簡単な足し算でもわかる。選挙協力をするという決断をしたのは、共産党としては『清水の舞台から飛び降りる』どころではない、大胆な決断だっただろう」と述べ、共産党の提案を高く評価した。
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