サンケイ「正論」で竹中平蔵が次のように言っています。
アベノミクスは着実に成果を上げているが、重要なのは経済政策への「リセット感」を出すことであると。
それにはTPP対応の補正予算を準備し、国が所有する施設の運営権を民間に移す(キターッ!)こと、そして、リニア新幹線を大阪まで通すことだと言っていますが、わたしがもっとも衝撃を受けたのは、「リセット感」を出す一つの手段として内閣改造で斬新な人材を登用することだと言っていることです。
衝撃を受けたというのは、斬新な人材と聞いて瞬間的に橋下徹の顔が浮かんだからですが、わたしはこの直観が間違いであってほしいと願わずにはいられません。
このときにわたしを襲った忌避感、嫌悪感、嘔吐感、絶望感は分かっていただけるでしょうか。
住民投票で否決されたにも関わらず実現するまで諦めないと言っている「都構想」は竹中平蔵の厳命だと考えればよく分かります。
二重行政がどうのこうのなんて下手な言い訳をしなければならないほど「都構想」はいかがわしい代物なのです。
目的は上で竹中平蔵が言っているように、国の所有する施設を民間に移し、最終的に外国資本に売ることです。
記事の最後に、「先ず、規制緩和などの構造改革で民間の投資機会を増やす」ことだと書いていますが、これがご主人からかれに与えられたミッションです。
規制緩和、構造改革とは「日本国」の解体です。
それには、日本人から国という概念を取っ払わなければなりません。
愛国心や郷土愛などは、かれらの仕事の邪魔になるからです。
困るのは愛国心より郷土愛かもしれません。
愛国心は戦争を起こそうと考えている人間には利用価値が大きいのですが、反対に農地を取り上げようと企んでいるかれらにとって郷土愛や村社会の結束は障害でしかないからです。
竹中平蔵、橋下徹、(松井一郎)などから感じるのは日本への怨念、復讐心です。
かれらと親しく連携している総理も同類で、間違っても国民のいのちや安全を守ることはありません。
しかし、かれらがニクいのは、いまに始まったことではないのですが、わたしは、かれらを黙認してのさばらせ、あわよくば利権のおこぼれに与ろうとして追従している人間がもっとニクい。
だれも竹中平蔵にものが言えない、、、
アメリカの「日本総督府」の総督閣下のような存在ですからね。
その絶大な権力(借り物ですが)を恐れてみんなひれ伏しているのです。
(放射能汚染や被害がタブーなのは、これから日本で大規模農業を展開しようと企んでいるモンサントなどの多国籍企業の都合なのではないでしょうか。)
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