難民が口を揃えて、といってもわたしが聞いたのは3人だけですが、政府軍の爆撃で家も仕事も失ったと言っていました。
なぜ政府軍だと分かったのだろうと思いましたが、かれらの口ぶりがあまりにも淡々としていたので、多分、シリアが欧米と敵対していることから、受け入れてもらうための方便だったのでしょう。
あるいは、よく知っているのかもしれません。
シリアを攻撃している者の正体を。
反体制派組織「シリア国民連合」や、その傘下の「自由シリア軍」がだれによって組織されているのかをよく知っているのだと思います。
難民を出さないためには、「シリア国民連合」なるトロイの木馬を解体することなのでしょうが、、、
わたしは、シリアに「独裁国」のレッテルを貼ってまで侵攻した真の目的は何だろうと考えてきました。
最終戦争はキリスト教とイスラム教との戦いだと何かで読みましたが、キリスト教はほとんどユダヤ教に変えられているでしょうから、ユダヤ教(イスラエル)対周辺のイスラム教国だとするとよく理解ができそうです。
きょうの「酔生夢人のブログ」に、その目的はイスラム勢力を叩き潰すこと、そして、最終的にはロシアを潰すことだと書かれていました。
ロシアがシリアを背後から支えているのは周知のことですが、「かれら」の目的がロシアを潰すことにあるとまでは考えませんでした。
しかし、プーチン大統領はそれを見抜いていたから中國との関係を強化したのだとすれば、いろいろな背景がみえてきます。
しかし、プーチン大統領は明らかに狙われています。
政敵が殺されたとき、欧米のメディアは犯人がプーチンであるかのように書き立て、反プーチンの大規模なデモ隊まで組織したのです。
わたしは、あのような意志も感情も感じられないお通夜みたいなデモを見たのは初めてでした。
参加者が言うことはみんな同じで教えられたことをなぞって言っているのがよく分かりました。
しかし、その人数だけは大規模で、わたしは、ロシア国内でこれだけの反プーチンの人間を動員できることに脅威を感じたものでした。
しかし、イギリスは分かりませんが、ドイツ、フランス、イタリアなどが協力的でなくなってきたということは、シリア内戦を主導しているものの実体を浮かび上がらせることになります。
アメリカとイスラエルはこれから孤立を深めていくのでしょうが、そこで犠牲の仔羊にされるのがこの日本ということです。
なんと哀れな可哀そうな国でしょう。
総理は言われるままにイスラエルに赴き、準軍事同盟を結んできたのですが、このことが意味する未来には戦慄しかありません。
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