「経済的徴兵制」は堤未果さんの造語だったのですか。
きょうの「産経抄」が、堤さんの書かれたものから、兵士不足に悩むアメリカでは、軍が独自に高校生のリストをつくり、直接携帯に電話して入隊を勧誘していることを紹介しています。
それはいいとして、執筆者は続けてこう書いています。
「安保法案に反対の論陣を張る新聞や識者が最近同じ言葉をよく使う。
日本も米国と同じ道を歩む恐れがあると危機感を煽っているわけだ。
なかには、安倍政権は戦争をするために意図的に貧困層を作り出しているといった暴論まで横行している。」
なんで暴論なんかであるものか!
その通りではありませんか。
日本がかってアメリカに逆らって違う道を歩んだことがあるとでも?
アメリカで起きる現象は10年遅れて日本で起きると言われたのは昔のことで、いまタイムラグはないに等しいのです。
それもそのはず、日本はアメリカに支配され、すべては日米合同委員会で決まるからです。
経団連の独走、暴走が目に余るようになってきました。
山本太郎さんが、安保法制の真の目的は経団連の金儲けだと言いました。
そんなことが許されるのでしょうか。
天がそれを許すでしょうか。
故意に貧困層を作り出してきたということに異議があるのなら、まず、なぜ非正規雇用が問題になりながら一向に手が打たれないのか、なぜ、外国からメイドを雇ってまで女性の社会進出を奨励するのか、なぜ少子化対策が放置されているのかに答えてほしい。
防衛費初め、どこに税金が多く使われているかをみれば、戦争のためであることは一目瞭然です。
経団連会長の移民を受け入れるようにという提案はすぐにも実行に移されるでしょう。
というより、すでにいろいろな名目で受け入れは始まっているのではありませんか。
政府も経団連も早急な受け入れの必要に迫られているからです。
戦争となれば、外国人を徴用するわけにもいきませんから、日本の若者が戦場にかりだされ、その留守の穴を埋めるのが外国人をいうことになるのかもしれません。
経団連は在日組織だという記事がありましたが、そう勘繰られても(勘繰りでしょうか?)しかたがないほど、日本への思い入れが爪の垢ほどもありません。
日本の国土や文化伝統への愛情や畏敬の念がまったくありません。
いったい、企業を支えているのは誰だと思っているのですか。
だれのお蔭でお金儲けができていると思っているのですか。
(会社は株主のものといったホリエモンの言葉、思い出すと煮えくり返ります。)
2年前くらいだったでしょうか、IMFのラガルド専務理事が来日して、女性の雇用促進を熱心に説きました。
これも意図的に貧困層を作り出すためで、ラガルドさんの容貌そのもののハゲタカの悪辣さ、貪欲さを見せつけられた思いがしました。
なにもかも、外圧で決められていく、情けない可愛そうな日本です。
安保法制に賛成の人は、ほんとうにそれは日本を守るためのものだと思っているのですか。
本心は、中韓を懲らしめたいだけではありませんか。
(「懲らしめる」とは久しぶりに聞きましたが、嫌な言葉です。)
ヤクザにいっぺんどやされてきたらどうですか。
ビンタの一発も喰らえば、目が覚めないとも限りません。
アメリカによるアメリカのための戦争だと、かれらはアメリカの本質を見抜いています。
日本には一厘のメリットもないどころか、日本が終わります。
戦後70年、日本は平和を守ってきたと言われていますが、実際は、間接的にアメリカの戦争に関わってきたのです。
基地とお金を提供することで戦争に加担してきたのです。
いよいよ最後の命まで差し出すことになりました。
自分の保身や野心やお金儲けのために、日本人の命まで差し出すことのできる人間がいるのです!
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