榊原経団連会長が、「このままだと4000万人が減るから移民に頼らざるを得ない。」と言いました。
山本太郎さんが安保法案の真の目的は経団連の金儲けだと言いましたが、おそらく、この移民の提案も政府は待ってましたとばかりに実行に移すのではないでしょうか。
「このままだと」とはどういう意味でしょう。
このままにしてきたのはだれのせいなのだ、と憤懣やるかたない思いです。
4千万人減るということは、ある程度それに相当する数の人間を移民させるということでしょうか。
人口を増やすテマヒマを惜しんで、手っ取り早く移民に頼るというのは、小沢さんが、まるで奴隷を買うような話だと言われたように、コストしか頭にないからです。
この21世紀に、日本が奴隷社会になろうとはだれが想像したでしょう。
堤未果さんが、アメリカ社会にについて、あらゆる分野に市場原理主義が導入され、大企業が政治を主導しているといわれたことが、日本でもすでにそうなりつつあるということです。
非正規を増やすこと、女性の社会進出を促進することなど、すべては奴隷社会への伏線でした。
家族を破壊して国民から絆を取り去り、バラバラにしようとしているのです。
人間一人では何もできないことがわかっているからです。
家族や絆は邪魔になるのです。
不買運動を起こしても、かれらはなんら痛痒も感じません。
軍需で金儲けをしようとしているからです。
たとえ損失がでても国(税金で)が補填します。
というより、軍需が国営企業になるでしょう。
(ますます国民は重税に喘ぐことになります。)
もう、軍国主義社会に入っているのです。
軍需で経済が回り出すと、もう後戻りできないのです。
榊原さん、あなたは日本人ですか。
日本人ならこんなことはできませんよ。
総理はまるで経団連の使い走りです。
1月の中東歴訪(主にイスラエル)では、28もの軍事関連の企業の人間が同行しました。
総理の後見人といわれている葛西敬之さんも戦争に期待しています。
宮沢賢治は、この世に一人でも不幸な人がいる限り、ほんとうの幸福はあり得ないと言いました。
わたしにもその真実の気持ちが伝わってきます。
反対に、金儲けのためなら、世界が不幸になってもいいと思っている人間が現に存在します。
地獄の亡者も吃驚でしょう。
ちなみに、同じ人口減に悩んでいるロシアは、移民を規制しているそうです。
「目先のメリットよりも未来にわたる国の安定を本気で考えている」からだろうということです。
プーチンという愛国者をリーダーに戴くロシアへの羨望と憧憬に焦がれる思いがします。
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