日米防衛協力ガイドラインは危険極まりないものだという話の中で、小沢一郎さんは次のように言っておられます。
アメリカの言いなりになるということについては、安倍首相も本当は腹の中でそれほど積極的ではないのだと思います。
しかし、日本が軍事的に憲法に縛られず、世界に国威を発揚できるようにしたいという自らの信条を実現できるのなら、アメリカの圧力を上手く利用しながらやっていこう、というのが安倍首相の腹の内ではないでしょうか。
そうした手法は本当に危うく、安倍政権の歩む道は日本の将来にとって非常に危険な方向だと思います。
小沢さんが言われるように、根が反米の総理が世界の真ん中で輝くためにアメリカの圧力を上手く利用しながらやっていこうということなのでしょうが、なんという無謀で幼稚な考えでしょうか。
そんな総理の腹の内はとっくにアメリカに見透かされています。
今回の日米首脳会議で、総理は用済みになるのではないでしょうか。
これからどんどんハシゴを外されていくような気がしてなりません。
(すでに、その兆候があります。)
思えば、なぜ戦争になったのか、そして、なぜ完敗したのかは日本がアメリカというか欧米というか白人の本質を理解していなかったからではないでしょうか。
もちろん、わたしが理解しているという意味ではなく、いままでの「かれら」のやり方を見れば大凡分かることです。
アメリカを手玉にとって、世界の真ん中で輝こうとは狂気としか思えません。
「本当は日本は強い国なんだ」という妄想、幻想に憑りつかれているとしか思えません。
おそらく、日本は日本の戦い方(戦争のことではありません)しかできないと思います。
どこまでも正々堂々と戦って、「負けて勝つ」という戦いです。
しかし、それももうできなくなりました。
魂を売ってしまった国にそれはもうできません。
今度という今度は、日本は完全に終わるのです。
沖縄の独立という言葉が散見されるようになりました。
アメリカがそれを後押ししないとも限りません。
アメリカにとっては、沖縄が日本であっても独立国であってもいいのですから。
沖縄を武力で制圧したのは日本でした。
それまでの450年間、沖縄は琉球王国という独立国でした。
中國は侵略しなかったのです。
当選したときに知事が踊っていたあの踊りからも、半島との親密な交流がうかがえます。
日本人は、沖縄は日本だと当然のことのように思っていますが、こういう歴史があったのです。
知事の胸には独立国としての琉球王国の記憶が宿っているのかもしれません。
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