原発事故で、アメリカが当初農産物の輸入を禁止した県は8県でしたが、2年後には13県に増やしたことを、山本太郎さんの講演で知りました。
こういうことはマスコミで報道することはありませんから、ほとんどの人は知らないでしょう。
日本人はアメリカが禁止している食品をふつうに食べているのです。
政府はそういうことが平気で出来るのです。
少子化を言うなら、いま生きている人間、とくに子どもを全身全霊で守らなければいけないのに、日本人が減ったら近隣から移民を入れればいいくらいに思っているのでしょうか。
ほんとうに異常です。
しかし、いくら脱力し絶望しても、日本人である限り日本を諦めることはできないではありませんか。
総理も高村副総理も集団的自衛権行使は国民のいのちと安心な暮らしを守るためだと言っています。
総理を支持する人たちは、集団的自衛権と自分たちのいのちを守ることがどう繋がるのか説明できますか。
アメリカと一緒になって地球の裏側まで行って戦争することと日本人のいのちと安全を守ることがどこで繋がるのか説明できますか。
世界で破壊と虐殺を繰り返してきたのがアメリカの戦争です。
それを日本も一緒になってするということです。
このような神をも恐れぬ嘘を平気でつける人間が、日本の政治を動かしているのです。
ふと、小泉純一郎を除いて、こんな嘘を平気で付けた総理がいただろうかと考えました。
沖縄返還時の密約については、歴代総理はその存在を否定しました。
しかし、いまのウソはその当時のウソとは比較の対象にもならないくらい「重い」ものです。
国の存亡と国民のいのちに関わる「重い」ことを、軽く口先だけで言える異常さが問題なのです。
そういう人間をまだ国民の半数が支持していることの驚天動地。
ところで、台湾は福島など5県の産物の輸入を停止していましたが、さらに産地証明を義務付け規制を強化することを明らかにしました。
それに対し、菅官房長官はなんと言いましたか。
日本は食品の安全性を説明するとともに、科学的根拠に基づいて判断するように要請したにも関わらず、規制を強化するのは遺憾だ。
こういうことを、菅さんは台湾には言えてもアメリカには言えないのですね。
アメリカにも言ってくださいよ。
(台湾もそこを突いてください。)
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