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谷間の百合

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十二日 その一  戦争の途上にある日本

クリミアを訪問した鳩山さんをプーチン大統領は特使を派遣して出迎えました。

菅官房長官や岸田外相は、クリミアのロシア編入を認めていない政府の立場と相いれず遺憾であり自粛してほしいと言いましたが、政府の人間でもない一民間人がどこへ行こうが自由です。

何を恐れるのですか。

記者会見の場で言ったのはご主人さまへの言い訳ですか。

本来なら政府はお願いしてでも鳩山さんにクリミアに行ってもらってもいい話なのです。

なぜなら、今年はプーチン大統領の訪日が予定されているのですから、クリミアの事情を知っておくことは決して無駄なことではないからです。

それとも、同じように、クリミアのロシア編入を認めない立場からプーチン大統領の訪日もお断りするつもりをしているのでしょうか。

4月中旬に予定されていた皇太子殿下の訪韓が、日程の都合で取り止めになりました。

数か月前に決まっていたことだと思いますが、その間になにか重大なことが突発したのでしょうか。

こんな国際的な信用を失うようなことが平然と行われるほど日本は異常な国になりました。

まさかと思いますが、メルケル首相が言った周辺国との関係が重要ということへの反発からではないでしょうね。

わたしが恐ろしいと思うのは、世界から何を言われようと意に介さないばかり居丈高に反発し逆切れしているように見えることです。

ほんとうに戦前と同じ空気になっています。


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岸田外相はさっそくメルケル首相の発言に反発して、日本とドイツとは事情も経緯も異なると言いましたが、なんと子ども染みた不遜な態度でしょうか。

これでは「どこでもしていたこと」といった橋下市長や籾井会長と同じレベルで、その内戦争はどこでもしていたことだと言い出すかもしれません。

比較の問題ではなく、日本は自分の過去と向き合うことが求められているのです。

それを求めているのは他国ではなく、日本の良心です。

この分では国連脱退も想定内かもしれません。

有志連合に参加したのだから国連なんかどうでもいいと、、

総理の無知と幼稚、倫理観の欠如が政権を覆い、政界や財界を飲み込み、日本中を席捲しようとしています。

なんでこんなことに、、

日本の美徳はもう影もかたちもありません。

人を思いやり、人を立てるという礼節はもうどこにもありません。


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by michi-no-yuri | 2015-03-12 11:40 | Comments(0)
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