下村大臣の違法献金問題で、お金を大臣に渡したという人の証言がでてきました。
博友会というのは、大臣を支援する塾経営者などの任意団体ということですが、なぜ、塾経営者が文科大臣を支援するのでしょうか。
これでは日教組がどうのこうのと言えないのではありませんか。
それとも日教組に対抗しうる組織をつくるのが目的だったのですか。
下村大臣が講演料もお車代も貰っていない言っていたのは嘘だったのです。
挨拶程度のお話をして10万円の講演料とお車代を黙って当然のように受け取る姿が彷彿としますが、文化人と持て囃されている人の講演料が30万、50万ということで、それに比べれば安いという問題でもなく、国会議員としてあるまじきことなのです。
以前、書いたことなのですが、むかしよく通っていた喫茶店のオーナーは元官僚の男性でした。
オーナーと言っても小さな店をすべて一人で切り盛りしておられました。
その人が言っておられたことですが、仕事上学校へ講演にいくことがあったがそのときは当然手弁当で、お茶菓子も断りお茶だけを頂いて帰ってきたものですと。
官僚や大臣の不祥事がニュースになると、唇を真一文字に引き結び、腕組みをし、目には涙さえ浮かべておられましたが言葉はありませんでした。
よほど悔しかったのだろうと、いまにして思います。
同じような人をもう一人知っています。
駅構内の喫茶店でのことですが、カウンターの前で頭を抱えるようにして、信じられん、信じられんと言っている男性がいました。
聞くともなく聞いていると、どうやらその男性も元官僚で、ある次官の不祥事のことで悲嘆にくれていたのでした。(自分が所属していた省の次官だったのでしょう)
総理が強く引き止めようと、下村大臣は潔く(もう遅いのですが)辞任してください。
それが、教育を司る大臣の反面教師としての最後の国民へのご奉公です。
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