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谷間の百合

taninoyuri.exblog.jp

「希望はロシア」

(後半に「酔生夢人のブログ」からの記事を転載。)

そういう情報は表には出てこないのですが、かなりの人が日本脱出を果たしているようです。
脱出先はやはり東南アジアがいちばん多いのでしょうか。
わたしは日本を離れることはありませんが、もし強制的に移住を課せられたら一も二もなくロシアを希望します。
いささかなりとも読んだと言えるのはロシアの小説ですし、若いときにそこから受けた情緒的影響は年を経ても色褪せることがありません。
最近はなんといってもプーチン大統領です。
それに、ロシア人は人を殴ることを非常に嫌うということを知ってロシア人ハラショーになったのです。
根性を入れるとか言って平気で人の顔を殴るのは日本だけではありませんか。
武士道にも反します。
唯一、人の顔を殴っていいのは、女性が卑劣な男性に加えてよい制裁のときだけですw


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先日、ロシアで開かれた日露交流の「演武会」で、山下泰祐さん、高村副総理とプーチン大統領が並んで見物していましたが、帰り際に二人と握手を交わしたときのプーチンさんの笑顔は最高でした。
ついこちらも誘われて笑顔になるような素敵な笑顔でした。
プーチンさんは柔道も日本も好きなんだなと思いました。
それに引き替え、先日動画で見たのですが、オバマ大統領を朝食会に招いたときのプーチンさんの態度は異常でした。
オバマ大統領が一人喋っていたのですが、プーチンさんは終始相手を無視するようにうつむき加減で一言も発しなかったのです。
当然、場は凍りつき、、わたしもいたたまれない思いで視聴を止めましたが、同時にプーチンさんってそんなことができるんだと感嘆?することしきりでした。

かなしいときは涙を流し、うれしいときはこころから笑い、嫌なときは嫌な顔をする、、
その当たり前のことができないくらい人のこころから人間的な感情が消失しているのです。

「希望はロシア」ですが、アメリカはそれを許しません。
いままでロシア(ソ連)と関わった人のその後の運命を見ればわかるでしょう。
ひとり森元総理だけがタヌキの本性を発揮してうまく立ち回り、今も院政を敷いて総理を操縦しています。
「希望はロシア」「希望は日本」という関係になるのは並大抵のことではありません。


「希望はロシア」_c0243877_1123470.jpg


以下に、「酔生夢人のブログ」の記事の転載。

前半分は「ギャラリー酔いどれ」の記事。

(「ギャラリー酔いどれ」からの転載記事は長いので「その二」にまわします)

「殺伐とした競争社会と、「こころ」のある社会」

「ロシアと日本の接近に功を奏しうるのは両国民の似通う精神性や国民性の近さです。

両者に似ているのは 共同体的集団的なメンタリティーで、この基盤には 個人の成功の信奉や社会的な競争に依拠した西側の個人主義を受け付けないところがあります。

戦後に出来上がった日本版資本主義がよく社会主義に似ているとされるのは偶然のことではありません。

このモデルのおかげで日本は力強い中流層と幸福な社会を築きましたが、今、この日本社会に米国の社会競争、市場原理主義の原則を導入しようという試みがなされ、これが日本人の大半の反感を買っています。

ロシアと日本の政治文化の近似性も特筆すべきでしょう。

ロシアでも日本でも物をいうのは頭ではなく「こころ」です。

つまり、選択は時に計算ではなく自分の感情に基づいて行われます。」

まさにその通りであり、いまや「西洋文明の精神」すなわち侵略と略奪の思想、我欲肯定主義、個人主義は世界を汚染しており、それが新自由主義の本質でもあるが、日本とロシアの精神の根本には、それに抵抗するものがある。

もちろん、個人主義は個人を強い存在にもするが、それは他人を否定し、他人を押しのける「弱肉強食の思想」「序列社会」に容易に転換されるのである。

上の引用部分でも言われているように、高度成長時代の日本は「世界で唯一の成功した社会主義国家」と揶揄され、しかもそれはほとんど真実だったのだ。

それは、所得を平準化する税制、手厚い社会福祉、労働者保護政策などによって可能になった。

そして、なぜかある時期からそれらはすべて投げ捨てられ、新自由主義という毒悪な思想が社会に蔓延し、この日本を惨苦の中に投げ込んだのである。

それが小泉以降の日本社会だ。

すなわち、自民党(とその背後の良心的官僚組織)はかつてこの国に「擬似社会主義」の天国を作り、同じ自民党がそれを壊滅状態にしたのである。

小泉はその宣言どおり「日本をぶっ壊」したわけだ。

今の自民党は、もはやかつての自民党ではない。



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by michi-no-yuri | 2014-11-30 11:07 | Comments(2)
Commented by 土井としき at 2014-11-30 17:57 x
ロシアがいいですよ。
歴史的にも「渤海国」には、聖徳太子のころは、
交流してました。南シベリア、北朝鮮(高麗)、
中国の一部を支配していた国ですから。
また、リシアの「ダーチャ」という別荘での自給
もいいです。
金沢の女性のブログ「クラスノヤルスク滞在記と
滞在後記」のダーチャ(下賜されたもの)または
ロシア風別荘をご覧下さい。
http://homepage2.nifty.com/enisei2580/
・また、柔道の山下ダイスケは、ただ立っているだ
けで、微動だにさせない柔道家の最後の人物で、
プーチンも尊敬しているはずです。
百合さん、ご自愛下さい。
Commented by michi-no-yuri at 2014-11-30 18:26
土井としきさま

コメントありがとうございます。
クラスノヤルスク!わたしには懐かしい響きです。
帝政ロシア時代、政治犯の流刑地の一つでしたね。
ダーチャもいいですね。
食糧危機には、ダーチャの菜園で採れるものだけで切り抜けられたということですので、日本も真似ればいいと思います。
きっと、そうなっていくというか、ならざるを得なくなるのではないでしょうか。
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