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谷間の百合

taninoyuri.exblog.jp

同じ目に会わないと分からない人々

どちらも直接見ていたわけではありませんが、和田アキ子さんが富田選手の行動に疑問を呈し、オリエンタルラジオの藤森慎吾さんが、自分の体験からその行動に理解を示したということです。

藤森さんは香港に住んでいた中学生のときに万引きの疑いで警察に連れて行かれ、プレッシャーと恐怖心でサインをしてしまったということでした。

わたしは和田さんに代表されるような批判が嫌いです。

いくらでも弁明の機会があったのに、なぜしなかったのかと批判する前に、その「なぜ?」について「なぜ」想像力を巡らそうとしないのですか。

異国の地で、突然警察に連行されてパニックにならない人間などいません。

「みんなといっしょに日本に帰れなくなる」という恐怖を想像できない人は、実際自分が同じ体験をするまで分からないのでしょう。



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思い出したことがあります。

今年の終戦の日前後だったと思いますが、年配の男性が、満州から日本に帰る船のある釜山までの強行軍の途中に起きた出来事を語っていたのですが

半島のある地点で、若い母親が足手まといになる自分の子どもを谷に突き落としたというのです。

そのときの、谷底から聞こえてくる子どもの泣き叫ぶ声がいまも耳から離れないと。

その母親にとっては、集団から取り残されて日本に帰れなくなるのではという恐怖しかなかったのです。

自分のいのちよりも大事な子どもでも、人間は状況によってはこのように残酷なことをしてしまうのです。

残留孤児を言われている人たちもすべてはそういう事情で親に捨てられたのです。

そうでなければ国交が回復したときに名乗り出る親がいてもいいのに、一人もいなかったのではありませんか。

母親にとってはその後の人生は地獄だったでしょう。

関係のないわたしでさえ記憶から消し去りたいような悲劇なのですから、、



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余談ですが、和田アキ子さんを「ご意見番」などと奉らないでほしい。

半島出自の人の特徴として、人に意見(お説教)をしたがる、(判定を下す)審判者になりたがるというのがあります。

それをお人好しの日本人は有難がって聞いているのです。

だから、あのような宗教に何百万人もの日本人が引き寄せられていったのです。



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by michi-no-yuri | 2014-11-10 10:22 | Comments(2)
Commented by 菜の花 at 2014-11-17 03:04 x
やはり冤罪のようですね。
日本は自国の民を守ってはくれません。
韓国の日本大使館の仕事は韓国の顔色を窺うことなのでしょう。
富田尚弥選手の陳述書があるのですが
禁止ワードに引っかかってアドレスが載せられません。

下記のブログのコメント欄(11月16日)に陳述書のアドレス載っています。
http://kkmyo.blog70.fc2.com/
Commented by 谷間の百合 at 2014-11-17 16:57 x
菜の花さま
コメントありがとうございます。

いま拉致のことを記事にしているところですが
胸がつかえてなかなか筆が進みません。
日本は自国民を守らない(守れない)という結論で書いています。
日本は日本でないというか国家の体(てい)をなしていません。
それが拉致が解決しない最大の理由だと思います。
そもそもトップに国民を守る気がないのですから、、、


JOCの態度には呆れました。
なんのための組織、なんのための委員なのかと腹がたちます。
選手との間に信頼関係がないことがはからずも露呈しました。
JOCは富田選手以上にパニックになって、
さっさと認めて罰金を払うという醜態を演じたのです。
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