政務活動費で、領収書の添付を必須とし、使途についての報告書提出を義務付けていたのは鳥取県一県だけだったそうです!
つまり、そういう規約が無視されてきたのです。
法規違反です。
使わずに残ったお金は返却の義務があったそうで、これも返却したのは鳥取の4分の一の議員だけだったということです。
返却するのが嫌でやたら切手などを購入していたということでしょうか。
なんともさもしいことです。
鳥取は片山知事時代にそういう改革がなされたということですが、知事一人の功績ではなかったようで、なんでも、知事は議会を揶揄したり挑発したりを繰り返していたというのです。
奮発を促すために故意に挑発されたのかどうかは分かりませんが、その挑発に乗らず、対立もせずに改革を推し進めた県議会は賞賛されていいのではないでしょうか。
官僚出身の知事で、霞が関の体質をそのまま県政に反映させている人が多い中で、新潟の泉田知事などはいのちの危険を感じながらも頑張っておられます。
一方で、宮城の村井知事は震災のドサクサに紛れて、民間企業(多国籍企業)のために漁業特区をつくろうと必死でした。
また、仲井間知事は最後の最後に県民を裏切り、辺野古の海が埋め立てられることになりました。
兵庫県知事は国生みの島の淡路島をパソナに売りました。
しかし、かれらにはそれが万死に値する罪だという認識はありません。
日本のためだと思っているのです。
それにしても、知事は大きな権限を持っています。
原発も知事が認可しなかったら建設されることはありませんでした。
国のトップがどうであれ、知事がしっかりしていれば国の暴走を止めることも可能だと思うと、ほんとうにやりきれなくなります。
うれしいニュースがありました。
お隣の島根県にある離島の海士町のことです。
5年半で230人の移住者を受け入れたということです。
しかも、トヨタやソニーのもと社員もいたそうで、やはり、企業の奴隷は嫌だということで、島に新天地を見出したということなのでしょうか。
小泉政権の国と地方の三位一体改革で財政が大打撃を受けたことが改革のきっかけになったということで、皮肉にも小泉改革も結果的にいいこともしたわけです?
町長は給与の50%カット、職員も16~30%カットして自立に向けて大胆な改革に取り組んだということですが、なかでも、定住対策と産業振興をセットにしてアピールしたことが効を奏したのだと思います。
もう国を当てにせず、方々でこういう町が立ち上がっていけばどんなにいいでしょう。
その調子でいけば、小沢さんがいわれるように、少子化も一挙に改善され移民を入れることもなくなるのです。
やる気とやり方さえ間違えなければ、日本はいつだって立ち直れるのではないでしょうか。
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