盗撮で逮捕された商業高校の教頭が、事実を認め、「いやらしい気持ちでやりました」と供述したことが一せいにマスコミに流れましたが、これを聞いて違和感を持った人はいませんか。
日ごろ、マスコミなんかウソばっかりだと嘯いている人でも、こういうことは簡単に信じてしまうようですね。
わたしは以前から言っていることですが、容疑者の身柄が拘束された後から出てくる情報は信じません。
もうそこから情報操作が始まっていると思うからです。
盗撮は何らかの目的以外は「いやらしい気持ち」でするものです。
善意や崇高な気持ちでやる人はいません。
マスコミがその「いやらしい気持ちでやった」という一言を強調して報じるのは、明らかに意図があるのです。
(マスコミは上から指示されたことを報じているだけでしょうけど)
自分からすすんで「いやらしい気持ちでやりました」と言う人はいません。
取調官からしつこく「いやらしい気持ちでやったのだろう!」と責め立てられて、ついに肯いてしまったというのがことの真相ではありませんか。
それを、同じく「いやらしい気持ち」を持っている警察がマスコミにリークし、同じく「いやらしい気持ち」を持っているマスコミが食いついたということではありませんか。
通りすがりのまちで
悪質なのは、子どもや生徒への影響を計算した上でやっていることです。
これも、わたしが以前から言っていることですが、公務員、とくに教職にある人間の破廉恥罪を大きく報じるのは、モラルと人間関係を破壊し、社会を「いやらしく」することが目的なのだろうということです。
ほとんどの男性が持っている「いやらしい気持ち」を、たまたま抑えられなかったのか魔が差したのか実行に移してしまった人間に、こうまで社会的制裁を加えなければいけないのでしょうか。
一掬の人情もかけられないくらい重い罪にあたるのでしょうか。
面白半分に受け取った報道によって、どれだけの人の人生を狂わせたことでしょう。
家族、親戚、友人関係が破壊されました。
教頭は辱めを墓場まで持っていくことになったのです。
わたしは夫がそういうこと(盗撮)をしたら、あ~あやってしまったかと思うだけですが、(簡単ではないでしょうが)それでもそれまでと同じところで生活はできません。
巨悪は眠ったままなのに、、、
美濃加茂市長が漸く保釈されました。
取調の刑事から
「こんなハナタレ小僧に投票する美濃加茂市民の気がしれない」とか「白状しないと美濃加茂市を焼野原にするぞ」と言われたそうですが、まったく関係のないわたしでさえ侮辱、屈辱に耐えられない思いがするのに、市長はよく耐えました。
これは民主主義の冒涜、否定であり、美濃加茂市民と市長への重大な侮辱です。
法に触れるというだけでパン一個盗んでも罪になるのに、これほどの基本的人権の否定が行われても何の罪にもなりません。
もう怒りはありません。
ただ、弱々しく、か細い声で「なんでそんな酷いことを言うのですか、、」と呟くのがせいいっぱいです、、
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