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谷間の百合

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日本はもう戻ることも立ち止まることもできない? (七月一日 その一)

日曜日の新宿でひとりの初老の男性が、集団的自衛権行使に反対して焼身自殺をはかりました。

その後、男性がどうなったのか、名前も経歴も一切でてきません。

小泉政権のときにも、たしか五十代の女性だったと思いますが、官邸?に車で突っ込むという事件がありましたが、これも真相は闇に葬られました。

政権にとって不都合なことは、大は原発から、小は個人の決死の行動も完璧に隠蔽されます。

政治的な行動をとる場合はこのことを十分考えなければなりません。

通りすがりのまちで ①
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三島由紀夫のときも、自衛隊員に野次り倒されたということですが、日本では、いのちを賭けた行動に出た人は野次られ罵倒され中傷される運命にあるようです。

直接いのちを賭けた行動ではありませんが、植草さんや山本太郎さんも人格を破壊するほどの誹謗中傷を浴びせられました。

思うに、日本というムラ社会から突出する人間は許せないということなのでしょうか。

村八分という陰湿ないじめが、村が社会や国家になっても変わることがない日本人のDNAなのでしょう。

片方に流れ易い民族性も、同じDNAでしょう。

みんなといっしょでなければいけないのです。

そうでないと不安なのです。

「保守」とは「不安」の謂いではないかと。


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ジャーナリストを名乗る石井孝明という人が、

「自由な日本社会では、死を選んで政治主張する必要はない。自殺はこの人物の心の病の問題である可能性が高い」

と言っていて吃驚しました。

あゝ、現在のこの日本を自由な社会と言うのですか!

あなたがそう思えるということはあなたの言論が毒にも薬にもならないからではありませんか。

体制の思惑に抵触しないからではありませんか。

総理がドリルで破砕しようとしている既得権益とは国民の権益にほかなりません。

国民の最後のセーフティネットを破砕しようとしているのです。

国民が貧窮に喘ぎ、若者が戦争にとられることが眼前に見えてきたというのに、、、

そして、だれにもできないいのちを賭けた行動に出た人を「心の病」だと言ってのけるあなたはもうジャーナリストを止めなさい。


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また、ある自民党議員は

「日本解体を目論む団塊の世代崩れ」と言ったそうですが

自分のボスが夢遊病者のように、なにかに憑りつかれたように「日本解体」を推し進めているのが見えませんか。

わたしもいままで、「解体」という言葉を、現実と非現実半々くらいの感覚で書いてきましたが、いま、ハッキリと解体が視界に入ってきました。


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公明党の幹部が「とにかく安倍総理が急いでいるんだ!」と浮き足立って賛成に舵をきったようですが、よく分かりますよ。

だって、総理もまた「アメリカが急いでいるんだ!」というそれだけで憲法を解釈変更して行使容認を決めたのですから。

「浮足立つ」連鎖が起きているのです。

思考力も判断力もその連鎖に飲み込まれてしまうのです。

だれも 「おちつけ!!」と一喝できる人がいないのが日本の今の不幸です。

映画やドラマでよくパニックに陥っている人間を落ち着かせるために往復ビンタを喰らわすシーンがありますが、もう落ち着きのない人ばかりで、だれもビンタをする人がいません。

しかし、憲法を守れという大御心も、抗議の焼身自殺も言うならば総理へのビンタなのですが、なにかに憑りつかれている人の胸に響くことはありません。


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by michi-no-yuri | 2014-07-01 10:22 | Comments(0)
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