安倍総理は防大の卒業式で、もし、米イージス艦が攻撃を受けたらと、ほぼあり得ない事態を想定して集団的自衛権の必要性を強調しました。
わたしに言わせれば、それこそ詐術、偽計以外のなにものでもありません。
米イージス艦を攻撃する国ってどこですか。
ファーストレディが一週間も滞在する中国は考えられませんし、もしかしたら北朝鮮ですか。
なるほど、アメリカの自作自演ならあり得るかも。
ロシアなら第三次大戦になりますし。
同盟国アメリカが攻撃されたらということなら、アメリカはいまもどこかで交戦中で、つまり攻撃されているということです。
なんのことはない、自衛隊は結局そういうところに行くということですね。
そして、アメリカの肩代わりをするということですね。
戦闘で死んだ子どもを抱きかかえて泣いていた米兵はこう言ったのです。
われわれはテロと戦っているのだと教えられていた。
だが、ほんとうのテロリストはわたしだった、、、
さっきちらっとテレビを見たとき、佐高信さんが、田中角栄は、ぜったいに戦争をしてはいけないというのが政治家を志した動機だったと言っておられました。
残念なことに、その系譜は先細りし、反対にアメリカの戦争屋の口車に乗って戦争のできる国にしようと必死なのが権力の中枢を占めてしまいました。
角栄が、殺されるかもしれないという覚悟で日中国交回復を行ったのも、戦争をしてはいけないという初志が原動力になったのではないでしょうか。
仲良くすることが最大の安全保障だと言った人がいましたが、至言です。
韓国とも堪えがたきを堪えて仲良くするしかないのです。
もちろん、だからといって、国の備えを疎かにしていいというものでないことは言うまでもありません。
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